仏像(続き) | 吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

吉祥院 ~茨城県石岡市で約900年続く真言密教の寺(お寺ブログ)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺のブログです。

仏像は、元来はお釈迦さまの像のみでしたが、

大乗仏教の運動によって、

さまざまな仏像が生み出されました。

 

それは阿弥陀仏や薬師仏に代表されますが、

その後、密教が成立すると、さらに多くのほとけの姿が

礼拝の対象となりました。

金剛薩埵や普賢延命菩薩などがそれです。

 

また、不動明王や愛染明王というような

密教独特の忿怒尊もあります。

 

不動明王は、『大日経』では大日如来の使者として登場し、

『仁王般若経』などでは、教化することが難しい衆生を

救うためにあえて恐ろしい姿をとって現れるといいます。

 

不動明王の像容は、一面二臂が普通で、右手に剣、

左手に羂索を持っています。

愛染明王は、『喩祇経』という経にもとづいて、

描かれるとされ、愛欲の激しさを象徴する赤色で、

菩提心が堅いということを示す燃える日輪を背にして

金剛杵や鈴、弓矢などを持っています。

 

他にも、ヒンドゥー教の神々やそれ以外の宗教の神々が

仏教に取り入れられ、仏法や如来を守るための

四天王や梵天、帝釈天などの天たちもあります。

さらには、十大弟子や羅漢などの僧の仏像も

造立されました。

 

日本には、中国や朝鮮を経由し、仏教が請来されたので、

初めはそれらの国々の様式を摂取した仏像が

造られたと考えられます。

それから、遣唐使が廃止されると、日本独自の様式が

形成されたといいます。

 

仏像は、時代によって、像容の変遷があります。

木像や石像、金銅像などの材質の違いもあります。

 

寺院観光の際は、

このような点に目を向けるのも

一つといえます。