おはようございます。
今日は、
お施餓鬼にまつわるお話を
記していこうと思います。
以前のブログでも記しましたが、
お施餓鬼とは餓鬼を供養する催しです。
餓鬼を供養しないと、
我々のご先祖様に
餓鬼がくっついてしまう
と言われているからです。
寺院でお施餓鬼の法要を行う際は
施餓鬼棚と言われる祭壇を
新たに設けます。
施餓鬼棚の下にはお供え物を置き、
周りには笹の枝を飾ります。
また、施餓鬼棚に向かって読経する際には
なるべく音を鳴らさないようにします。
これらの風習は、全て
餓鬼の特徴によるものです。
餓鬼は、
薄暗いところや隅を好んでいるため、
笹の枝で薄暗くし、
また、隅の方にお供えをするのです。
そして、邪鬼は音に敏感です。
鐘などを鳴らしビックリさせると
驚いて逃げてしまいます。
なので、餓鬼を驚かさないよう
施餓鬼棚の周りでは読経のみし
音を鳴らさないようにするのです。
理由を知ると、
法要中の僧侶の行動が
興味深く感じると思います。
是非注意深くご覧ください。