駕籠 | 吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺ブログです。

当山には、
昔使っていた駕籠が飾ってあります。

江戸から明治時代まで、
当山の歴代の住職が使用してました。


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江戸時代、今でいうタクシー代わりに
駕籠が使われていました。

江戸初期は、
武家や医者や僧侶が
主に使用してましたが、

江戸後期からは町人も使えるようになり、
江戸の町は駕籠が
行き交っていたんだと思います。

駕籠には、様々な形があります。

当山の駕籠は、割と大きいもので、
しっかりとした造りだったことが
見受けられます。
江戸時代の人々の信仰心がわかります。


現代では、
駕籠が車やスクーターや自転車になり、
それらで僧侶は移動しています。

もうすぐ8月のお盆です。
今年も、それらの乗り物にのって
僧侶が行き交う時期になりますね。