真言宗とは、平安時代はじめに
空海によって開かれた宗派です。
空海は、今も人々から
「弘法大師」「お大師様」と呼ばれ
厚い信仰を寄せられています。
真言宗で唱えられる御法号、
「南無大師遍照金剛」は、
弘法大師に帰依することを
意味するものです。
さて、そんな空海によって開かれた
真言宗ですが、
真言宗は密教と言われ、
その教えは秘密とされています。
秘密と聞くと、
門外不出といった意味と
解釈してしまいますが、
実は違います。
密教のいう秘密とは、
その教えがあまりに深遠で、
境地に達したものしか伺い知れない
といった意味なのです。
たしかに、仏教の教えはとても奥深く、
学んでも学んでも、
学びきった!とは思えません。
また、当山の住職や副住職に
日常の中で誰もが抱きうる
悩みや迷いを言ってみると、
仏教の教えに基づいた
私は気付きもしなかった視点からの
解釈や考え方や捉え方を教えられ
はっ!とすることがあります。
しかし、そんな住職や副住職も
まだまだ修行の身であるので、
真言宗の教えは
とんでもなく深遠であることを
実感します。
そんな密教に魅了されてやまない
今日この頃です。