穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で
人に接することを言います。
大無量寿経というお経に
書かれている言葉です。
いつ何時も、
穏やかな笑顔と思いやりのある話し方が
出来ていますか。
そう問われたら、
自信を持ってイエスと言える人は
少ないのではないでしょうか。
例えば、
通りすがりの人がぶつかってきたり、
職場で怒られたり。
自分の心が穏やかにならない時こそ、
あえて意識して、
穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で
接するべき。
そうすることで、
結果として自分も相手も幸せになる。
そのような、仏教の教えのひとつです。
私は、和顏愛語と聞くと、
天台宗の半田孝淳第二五六世天台座主を
思います。
昨年亡くなられた半田座主は、
常に平和を祈り、
亡くなる直前まで
宗派だけでなく宗教を超えて
平和に向けた活動を続けておりました。
半田座主の自伝、
「和顏愛語を生きる」
を読むとわかりますが、
どんな時も
笑顔で思いやりのある話し方で
人と接しており、
必要以上に人を疑わず
世の中と向き合い続けるお姿が、
まさに「和顏愛語」なんだなと思います。
もちろん、他にも
和顏愛語を体現している方は沢山おり、
そのような方の背中から
学べることが沢山あります。
どんな時も笑顔で、思いやりのある話方で接する。
簡単そうで難しい行動ではありますが、
ひと時の感情に流されそうな時こそ、
和顏愛語の精神を思い出し
人、そして自分の幸せに向けて
行動したいと思う今日この頃です。
管理人