でも、もうすぐ梅雨になるので
この暑さとは少しだけお別れでしょうか。
日本は、見た目の変化の富む
四季の移り変わりがあるため、
時の経過の中の ‘ある点’ を
意識しやすいです。
雪が溶けたな、
花が咲き虫が飛び暖かくなったな、
ムシムシする雨の日が続くな、
暑くなり空気が曇ったな、
木々の葉が色づき肌寒くなったな、
葉が散り色味が無くなったな、
今日はこんな景色か、とか。
そして、これらを思うと同時に
「あれからもう、こんなに経ったんだ」
とも思うはずです。
これは、 ‘ある点’ を意識するタイミングが
所定の間隔でくるため、
‘ある点’ と ‘ある点’ の経過時間と体感時間の差を
感じやすいためと思います。
この感覚は、まさに、
自分は変わっていないと思っていたけれど、
知らぬ間にこんなにも時は経っていて、
実は自分も色々変わっていたな。と、
日々忘れかける諸行無常という大前提を
思い出すキッカケになります。
なので、季節の移り変わりは
我々に大切なことを思い出す
キッカケをくれる、
生活に欠かせないものだと思います。
体感時間が、年を経るごとに短くなっていることは明らかで、
誰しも自己の体験から感じていると思います。
なので、年をとればとるほど
このように思う機会は増えるはずです。
しかし、現代人は忙しく時間に追われており、
また、夢中になれるものが多い恵まれた時代におり、
ついつい下を向いて歩いてしまい
季節の変わり目に気付くチャンスを失っています。
これによって、諸行無常を忘れかけ続けてしまっている、、、なんて人も
いるのかもしれませんね。
迷った時、悩んだ時は、
まず上を向いて歩き、諸行無常を思い出すキッカケを得てみて、
それから考えてみてはどうでしょうか。
管理人