(詳しくは、四諦(したい)・四聖諦(ししょうたい)へ)
その道について述べられているのが、「八正道(はっしょうどう)」です。
名前の通り、8つの方法が書かれています。
では、具体的に見てみましょう。
①正見(しょうけん)
正しいものの見方。
自分の価値観や先入観や偏見を介さず
物事のありのままをとらえる。
②正思惟(しょうしゆい)
正しい考え方。
四諦を正しく理解し、
自分の価値観や偏見にこだわらないで
物事を考える。
③正語(しょうご)
正しい話し方。
適切な言葉遣いやお話をする。
④正業(しょうごう)
正しい行為。
適切な行動をとる。
⑤正命(しょうみょう)
正しい生活。
適切な生活スタイルをとる。
⑥正精進(しょうしょうじん)
正しい努力。
適した生活をするため努力する。
⑦正念(しょうねん)
正しい心構え、気遣い。
何事も受け止められるようにする。
⑧正定(しょうじょう)
正しい精神統一。
うーん、わかってはいるけど、
なかなか出来ないですよねー。
でも、全て出来なくていいのです。
ちょっと苦しいな とか、
自分を見失ってるな と思ったときに、
まずは①正見から試してみてください。
必ずや新しい心境が得られると思います。
ところで、この八正道を見ると、
私は以下の詩を思い出します。
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」
この詩はアメリカの哲学者ウィリアム・ジェームズが18世紀頃著書の中で記したものです。
松下幸之助はじめ、各界の著名人がこの詩に共感しています。
心を変え行動を変え・・・と、
八正道と似た内容を意味しています。
宗教と哲学は似て非なるものですが、
通づるところもあるんですかね。
まずは、八正道の①正見から試みてください。
そうすると、この詩のごとく
いい連鎖があるかもしれません。
文責 管理人