悟りを得るため、
家族を捨て家を捨て旅に出ます。
この王子こそが、後のブッダ(または釈迦)です。
ブッダが悟りを得るまでの道のりは後日また記すとして、
悟りを得た後は多くの人に沢山の法話をしました。
この「四諦(したい)」は、ブッダが初めてした法話と言われています。
「四諦」とは、悟りに至るまでの道筋を説明するため、
4つの真実を説いたものです。
聖という文字を入れ、「四聖諦」(ししょうたい)とも言います。
四つの聖(とうと)い諦(さと)りという意味ですね。
では、ブッダが悟りを得るために必要とした四つの真実を見て見ましょう。
①苦諦(くたい)
一切は苦であるという真実
②集諦(じったい)
苦には原因があるという真実
③滅諦(めったい)
苦は滅するという真実
④道諦(どうたい)
苦を滅する道があるという真実
人は皆、欲を抱きながら生活しており、
欲には必ず苦がともないます。
しかし、苦には必ず原因があり、
苦を滅することが悟りであり、
悟りを得るための道は必ずある、と言っています。
ブッダがこの四諦を説いたのは今から2500年も前ですが、
現代の人の悩みや苦しみもこの真実に則っていますよね。
人の悩みの根源はずっと同じであり、
自分で苦を滅することが悩みの解消に繋がるんですね。
仏教では、悟りを体感するための道(方法)を示しており、
実際に人々が苦を滅するための実践的な方法を提案しています。
追って、このブログで紹介したいと思います。
(ブッダは四諦を説く時に、
悟りを諦りと書いています。
「あきらめること」も
悟りの体感の一歩なのかも
しれませんね〜。
そう簡単に諦められないから
辛いのですけどね〜)
文責 管理人