ワンちゃんの首に「タプタプ」があったら、この病気かもしれません。

 

ハバニーズのTちゃんは首に膨らみがあるとのことで来院されました。

 

これは私たちには一目瞭然。

「唾液腺嚢胞」という病気です!

 
唾液腺嚢胞って?

唾液腺嚢胞は犬に時折見られる病気です。

顎の下に下顎腺と舌下腺という唾液腺があります。

この分泌腺で産生された唾液は、導管を通って口腔に分泌されます。

しかしこの導管が何らかの理由で破綻すると、首の皮膚の下に唾液が蓄積します。これが唾液腺嚢胞です!

唾液腺嚢胞は唾液が溜まっているので、タプタプした触感です。

 

唾液腺嚢胞の治療

唾液腺嚢胞の治療は基本的に外科治療です。

関連した唾液腺を外科的に摘出します。

 

頸部を切開して唾液腺を探します。

唾液腺を可能な限り全て摘出するため、筋肉を掻き分けていきます。

しっかり摘出しないと再発するので、少し大変です。

 

青丸囲みが唾液腺です↓

 

摘出した唾液腺です↓

 

こちらが嚢胞に溜まっていた唾液です↓

唾液なので、すこし粘り気のある液体が溜まっています。

 

ちなみに唾液腺は左右に沢山あります。

従って、いくつか摘出しても問題ありません。

 

Tちゃんの経過は良好でした。

お疲れ様でした拍手

かわいいので、もう一枚!