猫のAちゃんは、涙が止まらないとのことで来院されました![]()
猫の目のトラブルで多いのは圧倒的に「ウイルス性結膜炎」です。
しかし、Aちゃんの場合は違いました。
Aちゃんは「眼瞼内反症」(がんけんないはん症)という病気でした!
こんな病気があるんだ、こんな手術をするんだ、と思っていただけると幸いです。
<眼瞼内反症って?>
眼瞼内反症は、その名の通り、瞼が内側に反り返ってしまう病気です。
瞼が反り返るとどうなるか?
瞼に生えている毛が、眼球に当たってしまいます。
すると眼球が傷ついたり、涙が止まらなくなります。
人間でも目にゴミが入るとすごく痛いですよね?
それがずっと続くイメージです。![]()
写真だと分かりにくいですが、Aちゃんも瞼がめくれて、毛が目に入っています↓
この病気は猫だけでなく、犬でも時折あります。
またウサギでもみたことがあります。
生まれつきのこともあれば、加齢によることもあります。
<眼瞼内反症の治療法>
眼瞼内反症の治療は、外科手術です。
瞼の形を調整し、毛が目に入らないようにします。
目をぱっちり開かせる、美容外科のような手術です!
手術前に、外科用マーカーで下書きをします
下書きに沿って、炭酸ガスレーザーで皮膚を切開します
レーザーで焼烙した部位を細い糸で縫合します
ぱっちりお目目の完成です!
手術を受けてくれたことで、瞼の形が矯正され、内反は無くなりました。
Aちゃんは涙と目の痛みから解放されました![]()
この手術は、少々経験とセンスが必要です。
焼烙が甘いと内反が治りませんし、
焼烙しすぎると、「あっかんべー」になります。
獣医師も時折、「美容外科医」のような手術をしています。




