犬や猫にも糖尿病があります。
今回は犬の糖尿病について解説します。(猫ちゃんも大まかには同じです)
糖尿病治療の雰囲気だけでもお伝えできたら、と思います![]()
糖尿病治療のポイント
1. 糖尿病の症状は「多飲多尿」
(たくさんお水を飲んで、おしっこをたくさんします。半端ではない量です)
2. 飼い主さんに「インスリン注射」を打ってもらいます
(自宅で注射を打ってもらうのが、特徴的です)
3. 一日の「血糖値を測定」しながら、インスリン量を調整します
<実例紹介>
シュナウザーのFちゃん(女の子)はまさに「多飲多尿」を主訴に来院しました。
血液検査をしてみると血糖値が542!(正常は120以下)で、
尿中にも糖がでています(だから糖尿病と言います)
糖尿病は血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが枯渇する病気なので、
単純にインスリンを投与するのが治療になります。
飲み薬ではなく、注射薬しかないので、飼い主さんに自宅で注射してもらいます。
インスリンを吸って
一日二回、背中に注射します。
注射はそれほど難しくないです。飼い主さんもすぐにできるようになります。
細い針なので痛みもほとんどありません。
糖尿病治療は、状態に合わせてインスリンの量を調整するのが大切です
時々、昼間お預かりをして、3時間おきに採血をして血糖値を観察します
青線は治療前の血糖値曲線(一日の血糖値の推移)です
一日を通して400を超えています
赤線は治療後の血糖値曲線です
一日を通して250以下であり、良好な血糖値を維持できています![]()
糖尿病は、自宅での注射や、定期的な検査が必要です。
飼い主さんのご負担は少なくないですが、
良好に管理できれば天寿を全うできる病気です。
Fちゃん、これからも頑張りましょう!![]()
他にも治療中の飼い主さんがいらっしゃいましたら、是非がんばってくださいね。




