少し早いですが、そろそろ年末になりますね

 

当院では年末にわん・にゃんドック(健康診断)を推奨しています

みなさんが通われている動物病院でもすすめられることがあるでしょう

 

そこで今回の記事では、健康診断の意義や、実際の様子をご紹介します

 

新しい年を気持ちよく迎えるために、是非ご検討ください!

 

ポイント

☑ 健康診断の意義は「早期発見」と「弱点の発見」

☑ いくつかの検査を組み合わせて病気の発見率アップ

☑ 飼い主さんの準備が大切!(事前に病院に確認したいことリスト)

 

健康診断の意義

 

健康診断の目的は

 

ずばり 病気の早期発見 と 弱点の発見です
 
健康診断をしてみると、よく異常が発見されます
 
しかし!その「異常」というのは

大半が早期発見の部類になります

簡単な治療で治る可能性が高いです
 
また今後経過観察をしていった方がいい箇所の発見、
つまり弱点の発見ができます
 
弱点がわかれば、
飼い主さんがアンテナを張ることができます
 
心臓に異常が見つかれば、
「咳が多くなったら、すぐに病院へ行こう!」
となります
 

健康診断の内容

およそ健康診断の項目は次の通りです
 
注目してほしいのはぞれぞれの検査の「得意分野」です
それぞれにきちんと意味があります
 

①身体検査

体をよくみて、よく触ること。体のすみずみまでよく観察します。

これが一番大切な検査です。
お腹を触ってガンが見つかるのは日常茶飯事です。
 

②血液検査

採血をして、臓器の「機能」をみます。
腎臓機能や肝臓機能などです。

③レントゲン検査

古くからある検査ですが、骨や胸の病気を見つけるのが得意です。
他の検査では骨や胸の病気は見つけれらません!
 
 

④エコー検査(超音波検査)

腹部臓器や心臓の検査をします。
細部まで観察するのが得意です
 
一例として、フルーツゼリーにエコーをあてたところを載せます
パイナップルのスジまで写ります
 
 
①から④を組み合わせて健康診断になります
 
それぞれの検査の得意分野を持ち寄ると、
病気の発見率が上がります!ニコニコ
 
反対に、血液検査とレントゲン検査のみ実施して正常。
しかしレントゲン検査をしておらず、
あとから「肺がん」が見つかった犬を見たことがあります。えーん
 
どの検査も重要な意味があるのです。
 

健康診断受診前の確認事項!上差し

健康診断を受診する前に、
事前に動物病院へ問い合わせをしましょう!
 
①どのような健診コースがおすすめか
(病院によりコースがあります、年齢や持病に応じて選択)
 
絶食の指示があるか?(これはとっても大切!検査に影響がでるかも)
 
検査時間はどのくらいか?
(精密検査では日中お預かりのことも。時間に余裕をもって)
 
持参するものはあるか?尿や便など。
 

 

次の記事で、実際の健康診断の様子をご紹介しますね