乳腺腫瘍(悪性の場合は、乳癌)は、

避妊手術を受けていない(あるいは初回発情後に受けた)

ワンちゃんにとても多い腫瘍です犬

 

上記に該当するワンちゃんの飼い主さんは、

お腹をよく触って、シコリがないか注意してみてください。

 

ちなみに犬の乳腺は「脇からお股まで」広範囲にあるので注意してください!

下の図のように分布しています!

さて今回手術を受けてくれたのは

トイプードルのNちゃん。

とても人懐っこい女の子です。ニコニコ

 

Nちゃんは数か月前に、乳腺腫瘍の切除と避妊手術を受けました

 

そして先日から、別の場所にしこりができ、急激に大きくなったとのことです。

 

手術法は「乳腺の切除範囲」によって数種類あります

 

今回は単独の腫瘍なので、「乳腺の部分切除」を行いました

 

腫瘍が多数ある場合などは「乳腺全摘出」などを行うことがあります

 

~~~以下、手術画像がありますので、苦手な方は注意してください~~~

 

麻酔のかかったNちゃん。しこりがあります

 

腫瘍の周りをメスで切開します

 

乳腺外科では電気メスが大活躍します雷

乳腺は血流量が多いです

電気メスは止血しながら切開ができるので、手術時間も早く、出血量も少ないです

 

腫瘍を傷つけないように、慎重に切除を進めます

 

時に大きな血管があるので、これは糸で縛ります

あと少し!

切除完了です

 

 

大きく切開しているので、丁寧に、何層にも分けて縫合していきます

最後に皮膚を縫合して手術完了です

 

切除した腫瘤です

病理検査(顕微鏡で腫瘍の種類や悪性度を診断する検査)へ提出します

 

麻酔からの覚醒もよかったNちゃん!

痛み止めと抗生剤を処方して1週間後に抜糸です。

翌日元気に退院していきました。

 

Nちゃんお疲れさまでした拍手

 

今回は女の子に多い乳腺腫瘍の手術を解説しました。

シコリを見つけた場合はすぐに病院へ行きましょう!