ウサギの避妊手術(ミニウサギさん) | 木場きたむら動物病院のブログ

    ウサギの避妊手術をしました🐰(ウサギの避妊手術の詳細は過去記事をご覧ください)

    今回手術を受けてくれたのは、ミニウサギの「チロちゃん」

    小さいころから通院してくれていて、生後8か月になったため手術をしました

    麻酔導入をしていきます。手作りの麻酔ボックスで、麻酔をかがせます

    麻酔がかかったら毛刈りをして消毒します

    腹壁を切開して

    子宮と卵巣を体外に取り出します
    ウサギは内臓もデリケートなので、やさしく扱います

    卵巣と子宮を摘出するために、血管シーリング装置(サンダービート)を使います
    この機器により、手術時間が劇的に短くなります
    それはイコール麻酔リスクを下げることにつながります



    ↑ウサギは成熟すると子宮の周囲にたくさんの脂肪を蓄えます!

    子宮と卵巣を摘出したのち、お腹を縫合していきます
    術後にウサギが気にしてかじらないように、丁寧に、丁寧に

    最後は医療用のホッチキス(ステープラー)でとめます

    これで手術終了です。所要時間は30分ほどでした。

    麻酔から醒めたチロちゃん

    摘出した子宮と卵巣(注射針の先端)

    手術後は3日間ほど食欲不振になることがあります。
    1泊だけ入院してもらい、術後のケアをしていきます。

    翌日のチロちゃん、だいぶ元気になりましたニコニコ

    一週間後に抜糸です。チロちゃんお疲れさまでした拍手