Netflixオリジナルドラマ「子供はあなたの所有物じゃない」の第2話。

良い成績を取らねばと、プレッシャーに押しつぶされそうな男子学生。箱に入った数匹の子猫を家に連れ帰り、暗く恐ろしい異次元の世界に引き込まれる。

エリート一族の中の落ちこぼれ嫁と子。親戚一同から馬鹿にされ、夫からも叱責され、追いつめられる母。「あんたさえいい成績をとってくれれば…」と息子に期待するも、何をどう頑張っても落ちこぼれてしまい心を病んでいく息子。
一族→父→母→子→猫 強いものから弱いものへと流れていくプレッシャー、暴力。
一話目の「母のリモコン」よりさらに闇が深くて、「もう見てられない!」と投げ出しそうになりました。(結局最後まで見たけど…)
どちらかというと、母親目線で見てしまいました。この母親の持つコンプレックス、心の弱さ…身につまされるような思いがしました。
母親役の女優さん、今まで数々の台湾ラブコメで、コミカルなおばちゃん、お姉さん役でばかりお会いしていますが、今回のように追いつめられ、苦悩し、心を病んでいくシリアスな演技、初めて見ました。実はすごい演技力!やはり公視のドラマはこういうところを実にうまく引き出すなぁ〜。
ストーリー全体はとてもダークだけれど、ハッピーエンドに終わります。お母さん役お馴染みの女優さんのお馴染みの笑顔が最後に見られて、何だかホッとしました。