オーダーグッズビジネスショーに行ってきました | はんこや夫婦のつれづれ日記

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黄綬褒章受章・現代の名工・なにわの名工・厚生労働大臣検定一級印章彫刻技能士・愛知県印章協同組合技術講習会特別講師・全国印章技術大競技会審査員の「きあんおじさん」が、はんこのうんちく・職人としての生き方・はんこ業界のあり方を綴っております

同い年のある方に会うために、業界誌の主催する展示会に行ってきました。


印章の業界誌というよりも、それより分岐していった『OGBS』という新たな業界誌の展示会「オーダーグッズビジネスショー」と言った方が良いのかも知れません。

※オーダーグッズ・・・「ハンコ・スタンプ」「ウエアープリント」「オリジナルグッズ・SPグッズ」

 

嘗ての展示会しか知らない私です。

それも相当長い間、そういうところには行っていなかった。

寒い日でありましたが、会場内は若い人が多かった。

嘗ての展示会は、会場の奥で老職人がビールを片手にだべっていたり、大手の印鑑屋を問屋さんが接待していたり、そういう中でご祝儀と象牙の置物を買われる金持ち印鑑屋さん・・・そんなイメージしかありません。

そんな状態とは、180度違っていました。

大きな機械が静かに動き、入り口からTシャツをいれると、プリントされ、タグもつき、包装されて出てくる。

その周りを若い人が多く取り囲んで見ていました。

若いクリエーターさんが、自分のオリジナル素材をアピールしている

一方、印章関連の展示は数パーセントかな・・・3~4件・・・あまり誰も足を止めていない。

業界の問屋さんは出ていませんでした。

印鑑屋とも会いませんでした。

 

これが今の業界なんだと理解出来ました。

ハンコだけでは成り立たない商売・・・ハンコはOGBSの斜陽な一部商品

しかし、それが現実なんだということを認識しないと、きっと商売としての印章業は出来ないであろうと思いました。

ここにおいても業態はかわりつつあるんだ。

じゃあ、次に自分は何をするかですね。