サーズの時は見事に商業五輪興行前に抑え込みましたが、武漢から始まったパンデミックはサーズのようにうまくはいかないようです。
コロナ禍が2年続き、今回の変異株のピークは年明けになりそうで、今度の旧正月には全世界ロックアウト状態かもしれません。そうなると東京2020と同じで、興行は反対ムードのなかで強行となります。
日本は前政権の轍を踏むことなく、早めの感染対策を実行しています。現職の閣僚から「国民の命を守る」とか「安心・安全」とかのお題目を唱える先生はいません。安心・安全を頻繁に口にしたのは、安心・安全ではないからという常識が再確認できました。前政権はコロナ感染拡大ピークのときに東京2020を強行したわけですが、現政権は北京2022参加辞退を選択するかもしれません。辞退によって儲け損なうのは一部の政財界の当事者にとどまるからでしょう。大手広告会社の減収もたいしたことはないはず。