おもてなしの一人芝居 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

勤務していたホテルの飲食担当支配人が新入社員セミナーで教えてくれたマナーの1節です。


「カクテルは2~3回で飲み干すこと」


度数が高いからといって、ちびちび飲んでいるとカクテルが温くなって味が変わってしまうからです。

新宿のカクテルバーに初めて行ったとき、誰かがささやいたこと。


「2杯飲むのがバーテンダーへの礼儀」


この理由を思い出しました。1杯目を飲んで酔い自分が別人のようになり、もう一人の自分に2杯目をおごってあげるのです。おもてなしの一人芝居です。