【春日大社の龍王社・金龍神社】奈良の龍神様巡り⑦ | あおによしならはそらにみつ~神仏巡拝~

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『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ』
この格言を日々実践するべく、たくさんの神社仏閣に参拝させていただいております。
そんな私、大和奈良の井志田和叶が、巡拝した神社仏閣の神様、仏様への感謝と崇敬の念を綴っていくブログです。

いつもありがとうございます。

大和奈良の井志田和叶です。
 
 
奈良県の龍神様、水神様シリーズもひとまず一段落できたなぁ…
 
と、思っておりました。
 
 
でも、待てよ…
 
すこしモヤモヤするなぁ…
 
 
それになんだか…
 
ブログ仲間(と私は勝手に思っております…)のリラリラさんさんや、あいこさんが春日様(春日大社)に参拝された記事が気になって気になって、なんども拝読させていただいているし…
 
敬慕してやまない菊水千鳳さんが、ここ最近アップされている春日大社参拝の記事を、なんども読み返しているし…

 

 
春日様が、すごく気になります…
 
 
春日大社の案内です。
 
 
春日大社の二之鳥居です。

 

 

鹿さまの手水舎です。
 
 

春日様の象徴ともいえる中門です。

 

 
これは…
 
春日大社の…
 
龍神様のことも…
 
オ伝エシナサイッテコトカナ…!?
 
 
 

 

というわけで…
 
 
春日大社の龍神様を、ご紹介させていただきたいと思います!
 
春日様には、2柱のたいへん御力のつよい龍神様がいらっしゃいます。

 

 
≪三五八≫
 
 
まずは、春日様の龍神信仰の大元である「龍王社」からお参りしていきましょう。
 
 
じつは、こちらの龍王社は…
 
 
昨年の8月8日に大復活を遂げられました。

これまでは総宮神社にお祀りされていました。
 
 
運気を上昇させ、富貴に導く神様です。

神山春日山に御鎮座されている「水徳の神様」で、中世には善女龍王を祀る高山龍王社ともいわれた、延喜式内社「鳴雷(なるいかずち)神社」の里宮にあたるお社です。

 

 

数字の「八(8)」は龍神様と御縁の深い数字といわれていますので、御例祭の日が8月8日とされたのも、なんだか粋ですね!
 
これまでは、龍王社の龍神大神様が総宮神社に合祀されておりましたので、春日様の龍神信仰の中心は、このあとにご紹介する「金龍神社」でした。
 
 
金龍神社と龍王社の2柱の龍神様が、いまはっきりと、私たちの目のまえに姿をあらわしてくださいましたので、これから春日様はこれまでよりもさらにパワーを増していかれることでしょうね…

 

 

龍王社の御本殿です。

御神気が満ち満ちています。

 

 

写真では見えませんが、龍神様らしく「水場」が整えられています。
 
 
そして…
 

こちらの「龍王社」の復活に合わせて、境内西側にお祀りされている神社をめぐる「水谷(みずや)九社めぐり」がスタートしました。

 

 

水谷九社めぐりの案内です。

 
水谷九社とは…
 
①総宮神社
②一言主神社
龍王社
④水谷神社
⑤浮雲神社
⑥聖明神社
⑦愛宕神社
⑧天神社
⑨船戸神社
 
をめぐります。
 
 
春日様の「若宮十五社めぐり」は有名ですが、ご参拝の折はぜひともこちらの九社もめぐってみてくださいね。
 
後ほど各社をご紹介する記事もアップしたいと思っています。
 
 
≪三五八≫
 
 
つぎに向かうのは「金龍神社」です。
 
 
龍王社をあとにしまして…
 
 
内侍門を過ぎて…

 
 
 
この西回廊を抜けて、南回廊へまわり込むと…

 
 
 
美しい南門(楼門)が姿をあらわします。

門をくぐり御本殿に参拝されましたら…

 

 

若宮十五社が鎮座される境内東側の参道へ…

若宮神社等々の神様にも御挨拶しましょうね。

 

 

さあ、いよいよ…

 

 

金龍神社に到着です。

 

 
 
開運、財運をお守りくださる神様です。
 
奈良県の吉野神宮の御祭神でもある「後醍醐天皇」ゆかりの神社で、じつは「金龍」という社名の由来は、天皇の居場所をあらわす「禁裏(きんり)」からきているともいわれています。
 
菊水千鳳さんも、こちらの金龍様から御言葉(メッセージ)を授けられていました。
 

 

金龍神社の御本殿です。

信仰の証である「のぼり」がたくさん翻っています。

 

 
御本殿の御近影です。

金龍様にふさわしい神々しさを湛えておられます。
 
 
絵馬の数も「半端ない」です。

みんな「金運」を授かりたいですよね。
 
 
金龍神社を含む「若宮十五社めぐり」も、後ほどご紹介させていただきますね。
 
 
≪三五八≫
 
 
春日大社の龍神信仰では、こんな伝承があります。
 
 
奈良県宇陀市室生の龍穴神社には「善女龍王」がいらっしゃいますが、この龍王は、最初は春日大社にほど近い「猿沢池(さるさわいけ)」におられたといわれています。

ところが、この猿沢池に采女という女性が身を投げたため、春日山の南にある「香山(こうざん)」に移られます。
 
しかし、ここにも死者を捨てるような者がいたため、さらに室生の龍穴にお遷りになられたというのです。

香山には、いまでも春日様の境外社である「鳴雷(なるいかずち)神社」があり、御社殿の傍らには、丸い「龍王池」があります。

この池は、奈良市をながれる佐保川や能登川の源流のひとつで、どのような日照りの時にも水が枯れず、雨乞いの場所として、古来より特別の信仰を集めていたとのことです。

 

 
そうなんです…
 
春日大社と、室生龍穴神社は「龍脈」で繋がっています!
 
 
ちなみに…
 
以前ご紹介したことがあります、奈良県天理市の大和(おおやまと)神社の境内社・高龗(たかおおかみ)神社の龍神様も、先日巡拝しました丹生川上神社の龍神様たちと「龍脈」で繋がっています!
風水でいうところの厳密な「龍脈」ではなく、神様の「御神脈」という意味です。
 
 
さすがは大和奈良…
 
龍神様の宝庫です!
ザ・自画自賛!
 
 
皆様…
 
春日大社にご参拝の折には、こちらの2柱の龍神様にも御挨拶なさってくださいね。
 
龍王社の龍王大神様…
 
金龍神社の金龍大神様…
 
とも、大いなる御力をもって、皆様を見守ってくださいますよ。

 

 

さらに…

 

神様は、龍神様の背に乗って大空を駆けめぐり、私たち人間のもとに来てくださるともいわれています。
 
春日大社のたくさんの神様たちも、龍王大神様、金龍大神様の背に乗って、皆様のもとへ来てくださいますよ!
 
 
ありがとうございました。
では、また。
 
 
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なんとまほらましきしまのこと