おいでると言ったとたんに
髪を洗うと
最近さぼりがちなお風呂にはいって
身支度を整えておられた母上様
同じことを何回も訴えておられました
そのたびに笑ってしまう私
さすがにケアマネさんは
慣れておられるのか微笑んで拝聴されておられました
ディサ-ビスには拒絶反応を示すと思っていた私は
せっかくだから手すりをお願いしようかと思っていたけど
一枚のパンフレットを出されて
9月オープンの施設がありますと話されて
乗り出したのは私
しかも、体験無料で見学できますというので
「お母さん、行ってみようよ」
と、口に出したら
「うん、付いてきてくれるなら」
と、思いがけない言葉をいただきました
そのあと、何とか逃れようとしておりましたが
日にちをケアマネさんと決めて
契約書にはサインもするところまでいきました
そのまま2時間半のお付き合いをされて
一回目の面談は終了しました
唯一残った趣味の俳句の提出も忘れて
私は間に合わせるため
急いで横で漢字を教えながら
お届けに出かけましたが
もう、いいんやないの~?
そこまでして続けるものでもないわ
そう思いました
内心安堵した私はご褒美を買いました
何も考えずこれをかじるだけの時間
はっと気づいて薔薇のお茶をそのまま淹れました
人って本能の赴くままになれる時間があるって
幸せなことなのかもしれません
ディサ-ビス拒否したら、その時はまた考えればいい
今日は本当に良かった