夏真っ盛りですね!
毎年夏になると
「こんなに夏って暑かったっけ?」
と思います!
しっかり水分補給して熱中症には十分気を付けてくださいね。
先月末から出張とヒーラー養成講座、ヒーリングで更新がすっかり遅れてしまいました(> <;)
「気功のきこちゃん、楽しみにしてます!」
との声もいただき、本当に感謝しています(^o^)
というわけで、楽しみしてくださった方、お待たせしました!
気功のきこちゃん、第三話です(^o^)
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前回までのあらすじ
きこはゆるみ気功教室で気功を習い始めた。
きこは、手始めに体を緩める体操を行った後、
ゆたか先生に邪気を吹き飛ばしてもらった。
そのとき何かがきこの体から飛び出した・・・!
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!!!
きこも含め、教室にいた何人かの生徒は、驚きのあまり、
腰が抜けてその場にしゃがみこんでしまった。
無理もない、そこにいたのは、きこより何倍も大きな龍だった!!
ゆたか先生も驚いて、固唾を飲んでその光景を見守っている。
「・・・な、な、なな・・・・!はわわわ・・・(ガクブル)」
きこは目の前の光景がまだ飲み込めず、ガクブルするばかりだった!
そのとき、龍は辺りを見渡し、轟音とともに、その場にいた人間に向かって問いかけた。
『我を呼び出したのは誰だ。我は氣が増幅したときにあらわれたる氣の化身なり。我の主人は誰だ』
その場にいた面々は硬直して動けない。そこで、ゆたか先生が恐る恐る口を開いた。
「どうやら、あなたはきこちゃんの氣の化身みたいですね」
きこはびっくりしてゆたか先生を二度見した!
「え?ええええ?きこの氣の化身?あの龍さん、きこの体から出てきたの??」
きこは信じられないようだった。取って食われるのではないかと半泣きだった。
『?このちびっこが主人!?』
龍はまじまじときこのことを吟味した。
きこはガクブルしながら思った。
「・・シェン○ンみたい・・」
きこが主人だということに龍は少々不満そうだったが、しぶしぶと口を開いた。
『我はお前の想いが具現化して出てきたエネルギー体だ。お前にはどうしても叶えたい夢があるんだろう?
その夢を叶えるために我が出てきたのだが、お前の夢を叶えるにはまだまだエネルギー不足だ。
我はお前の氣をエネルギー源として生きている、しかし、お前の夢を叶えるにはまだまだエネルギーが足りない。
もっとお前のエネルギーで俺が成長しないとお前の夢を叶える事は出来ない。』
ゆたか先生がきこに説明を加えた。
「きこちゃん、どうやら、きこちゃんがきこちゃん自身の氣を自在に扱えるまでに成長すれば、龍さんも成長して、きこちゃんの夢が叶うかもしれないみたいだね。
夢は、ただ願っているだけでは叶わない、氣が伴って初めて描いていたイメージが実現するってことを
龍さんは言っているようだよ」
きこは口をあんぐり開けたままゆたか先生と龍を交互に見つめた。
龍はきこを威嚇しながら語りかけていた。
しかし・・・
あれ?なんかだんだん縮んでない?
龍はぷしゅーっと小さくなってしまった。
「あれ?龍さん、ちっちゃくなっちゃたよ?」
『くそっ!おい、ちびっこ、お前が修行不足だからだ!』
「なんかかわいい」
きこは龍をつついてみた。
龍は怒って火を噴いた。
でも威力が全然なかった!
『よし!今から修行だ!おれがお前を鍛えてやるぜっ!・・・ん?なにから始めるのがいいかな?』
ゆたか先生が龍ときこに提案した。
「では、站椿功(たんとうこう)などいかがかな?」
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解説しよう!
站椿功(たんとうこう)とは、「ただ立っているだけ」の鍛錬法である。
だが、その立ち方が重要で中心軸を整え、身体をリラックスさせなければならない。
俗に言う「上虚下実(じょうきょかじつ)」の状態を作るわけだが、上虚下実とは、簡単に言うと上半身はリラックスし、下半身が充実している状態の事を言う。
足は肩幅で、つま先を平行にし、(血圧が高めの人は少し開き気味のハの字で)軽く膝をゆるめ、重心を落とす。
小指側側面が少し浮くぐらいの気持ちで、足の内側の筋肉の「内転筋」に力が入るようにする。
(内側で立つと中心軸が安定する)
指、手首、肘、肩、胸をゆるめ、上半身をリラックスさせ「氣のボール」を抱えるような姿勢をする。
この立ち方をすることで、腸腰筋(ちょうようきん)が鍛えられ、「丹田」が鍛えられる。
下半身は重心を下ろし、上半身はリラックスしながらも自然に天から軽く引き上げられるようなイメージで、背筋を自然な形で伸ばす。(無理に背中を反らすようにしない)
一見ラクそうに見えるが、慣れないうちは、ほんの数分で足がガクガクと震え出し、全身も震え出すが、慣れてくると変性意識状態に入り深い瞑想状態に入る事が出来る。
ただ「立つ」だけで時間の感覚もなくなり、深いリラックス状態が得られるようになる。
精神はリラックスしているけれど集中し、身体は充実している状態で俗に言う三昧(さんまい、サンスクリット語ではサマーディ)の状態に入ることが出来る事から「立ってする禅」の意味で「立禅(りつぜん)」とも呼ばれる。
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『言い忘れた、おれはプラナだ。よろしくな!』
プラナはきこのほっぺたをひっぱりながら、改めて挨拶した。
「い、いたいよう~。きこ、これからちゃんと気功をがんばれるかな?」
こうして一抹の不安とともに、きこは氣の化身プラナと出会うこととなった。
きこはプラナにどやされながら毎日站椿功(たんとうこう)の練習をがんばるのであった。
はたして修行の成果はでるのか?次回まで乞うご期待・・!
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氣について
「こんな事が知りたい」
「こんな練習法が知りたい」
等ありましたら「気功のきこちゃん」を通してお伝えしたいと思っております。
またきこちゃんに励ましのメッセージ、いただけると作者(挿絵、マンガはゆるみ気功教室の生徒さんが描いてくれています)の励みになりますので沢山のメッセージ、お待ちしておりますo(^o^)o
ではでは、明日も暑さに負けないようみなさんにとって
「大きいプラナ(氣)のまま元氣」
でありますように0=(^o^)=0
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THEM 前島豊
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