先日、携帯電話向けのサイトフィルターにEMA認定サイトを反映させるという各社からの発表がありましたが、NTTドコモだけはテクニカルな方法を使っていたようです。

というのも、来年1月8日までにiモードフィルタに加入したユーザーについては、EMA認定サイトの反映希望者に変更手続を課す内容となっていたのです(すいません、このリリースが出て人から聞いてから知りました)。つまり原則は反映させず、例外として反映させることが可能となっていたわけです。例外とはいっても、店舗等で手続をするのは非常に重い負担ですから、実質的には新規にフィルタ利用をするユーザーしか、EMA認定サイトが反映されない状態だったのです。

今日になってその修正となるリリースが出ましたね。さすがに関係各所から、それは無いだろうという突っ込みが入ったのでしょう。それにしても、勝手サイトが憎いからといって、フィルタリングを使って冊封体制をつくるなんて、露骨すぎじゃなりませんかね。ドコモさん。


http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=202183&lindID=1


NTTドコモ、「iモードフィルタ」サービスにEMA認定サイト基準を反映

「iモードフィルタ」をご利用のお客様のサービス内容変更について

 NTTドコモ(以下ドコモ)は、2009年1月9日(予定)より、新規で「iモードフィルタ(TM)」をお申込みのお客様を対象に「有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA、以下EMA)」により認定されたサイトを閲覧可能とするとともに、EMAが策定した基準に基づき、アクセス制限の対象となるカテゴリを見直すこととしておりましたが、「iモードフィルタ」を既にご利用中のお客様に対しては、事前にご利用意向を確認させていただいた上で上記と同様の取扱いを行うことといたします。