価格:1680円
読書時間:5時間
パフォーマンス:
三浦しをんさんが『舟を編む』という本で本屋大賞を受賞したことと、直木賞受賞作品ということと、多くの人から勧められていたので、ものすごく読みたかった期待の一冊。ただ、あまりに期待が大きすぎたのか、かなり残念な読後感。
設定は、高校の同級生二人が再会して、一人が経営してた便利屋にもう一人が転がり込む。二人で便利屋を営みながら、日々の出来事を通じて二人の過去が少しづつ明らかになる。その過程で二人の性格が形成された理由が判ってきて、面白い。
ただ、SFでもないのに、余りに自分とは大きくかけ離れている設定に入り込めなかった。
テーマは、愛情の与え方と失ったモノは戻ってくるのかというトコロだと思う。ここは非常に伝わってくる。三浦しをんさんの別の本も読んでみよう。