昨年の11月頃、当ブログで、

「信号のない横断歩道での一時停止」について書きました。

以前の調査で、三重県がワースト1位になったこと。

その後の啓発活動により、7位にまで躍進したこと。

しかし、歩行者としての日々の実感としてはそこまで停まってはくれないこと。

 

さらには、20年以上前の苦い記憶。

車で右折しようとしたところ、歩行者が渡ろうとしていたので停止すると、

二度にわたって「先に行ってくれ」の合図。

根負けして車を発進させて交差点を抜けたところで、

あの嫌なサイレン。切符をきられてしまいました。

それ以降、自分は100%、一時停止を守っている。

そういう内容のブログをあげました。

 

今朝、信号のない交差点、左折しようとすると、

渡り始めようとする歩行者(若い男性)がいました。

当然、一時停止します。

ところが、ピタッと足をとめて動かず、

「先に行ってくれ」の合図。

しかし、以前の記憶があるので、先に行くわけにはいきません。

再び、「先に行ってくれ」と手で合図を送ってきます。

絶対に譲らない私の気迫についに根負けした、

(もしくは不審者と思われたのか)

若者は、小走りで横断歩道を駆け抜けていきました。

 

きっと、ゆっくり歩いて渡りたかったのでしょうが、

そもそも、ゆっくり渡って頂いて構わないのです。

進路を譲ってくれるくらいですので、きっと良い人なのでしょう。

待たせているので悪いと思っての小走りなのでしょう。

この小走り、もしくはダッシュ、

こちらが横断歩道の前で停まると、かなりの頻度で遭遇し、

少々申し訳ない気持ちになりますが、私は捕まるわけにはいきません。

 

そして、私は必ず停まるので問題ありませんが、

そんな取り締まりが強化される期間が始まっています。

「夏の交通安全県民運動」です。

毎年、春と秋に開催される「全国交通安全運動」はその名のとおり、

全国統一した期間で開催される共通イベントですが、

夏と年末は県単位での交通安全運動です。

 

令和4年度の三重県は、

7月11日(月)から7月20日(水)までの10日間です。

愛知県、岐阜県も同じ期間で行われていますが、

その他都道府県により、7月上旬から始まったり、

小中高生の夏休みの始まりに合わせての実施など様々です。

 

今年の運動の重点(三重県)は、

①高齢者と子どもの交通事故防止 

 令和4年4月末現在、交通事故死者のおよそ7割を高齢者が占めているそうです。

 

②横断歩道における歩行者優先の徹底

 歩行者のかたも、近くに横断歩道がある場合はそちらを利用しましょう。

 強引に車道を横切られますと、非常に危ないですね。

 

③シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

 令和4年4月末現在、自動車乗車中に亡くなられた方7人中3人が、

シートベルト非着用で、もし着用していたら3人とも助かったのではないかと

推定されているそうです。

 

④飲酒運転の根絶

 三重県では「三重県飲酒運転0(ゼロ)を目指す条例」により、

飲酒運転根絶に向けて取り組むも、現状根絶には至っていません。

 

上記②にあるように、歩行者優先の「徹底」となっているからには、

今後も私は一歩も退くつもりはありません。

ですから、歩行者のかたも堂々とゆっくり渡って下さい。