労働者派遣事業報告書の提出期限が近付いてきました。

「報告書提出のお知らせ(封筒)が届きましたが、どうしたらいいですか?」

という、ご連絡を頂くピークはすでに過ぎ、

最近では具体的なご質問も多くなってきました。

そこで今回はそのような中から、いくつか取り上げたいと思います。

 

Q.第1面8「事業年度の開始の日及び当該事業年度の終了の日」の

記入方法を教えてください。

 

A.原則として、

事業年度の開始の日は、

 令和2年6月2日~令和3年6月1日の間に到来した決算日の翌日

事業年度の終了の日は、

 令和3年6月1日~令和4年5月31日の間に到来した決算日

となります。

ややこしいですが、終了の日からみていったほうが良いかもしれません。

 

例えば、決算期が毎年6月末日の場合。

「令和3年6月1日~令和4年5月31日の間に到来した決算日」は、

令和3年6月30日になりますので、この日が終了の日。

この事業年度の開始日は、令和2年7月1日となりますので、

報告対象期間は、令和2年7月1日~令和3年6月30日となります。

 

ただし、新規で許可を取られた場合は、報告対象期間が例外的な取扱と

なりますので、詳しくは各労働局または、労働局ホームページにて

ご確認ください。

 

Q.労使協定書の写しは、どの時点のものを添付しますか?

 

A.労使協定方式を採用している場合は、

6月1日の時点で有効な全ての労使協定を添付します(写しを2部)。

また、労使協定に就業規則等の他の規則を参照している場合は、

該当部分も併せて添付する必要があります。

 

なお、労働局の担当者の方の話によると、誤って36協定届が添付されている

ケースが多いそうですので、ご注意ください。

この報告書に36協定届の添付は、全事業主様において不要です。

 

Q.業務別派遣料金及び派遣労働者の賃金の計算方法を教えて下さい。

 

A.

派遣料金(1日(8時間あたり)の額)

 派遣先から得た派遣料金の総額÷派遣労働者の総労働時間×8

                          (小数点以下四捨五入)

派遣労働者の賃金(1日(8時間あたり)の額)

 派遣労働者の賃金の総額÷派遣労働者の総労働時間×8

                          (小数点以下四捨五入)

 

合計欄は、労働局ホームページのExcelを利用すると、自動計算してくれます。

 

Q.派遣の実績が0でも、提出の必要はありますか?

 

A.必要です。

この場合、第1面は各項目記入必要。

第2面(1)①(全労働者数)(3)②(労働者派遣契約の期間別件数)

第6面(9)①(キャリアコンサルティングの窓口担当者の人数)

以上を記入のうえ、

第1面の左上 余白に「実績なし」と記載することになっています。

なお、提出は第1面~第9面まで全て必要です。

 

Q.(番外編)今年の報告書を作成中、昨年提出分に誤りを発見しました。

訂正は必要ですか?

 

A.昨年度分の集計は本省においてすべて完了しており、訂正の余地がありません。

今年度分は誤りのなきように作成をお願いします。

(実際に労働局の方に確認しました)

 

提出期限は。令和4年6月30日です。

事業報告書は3部(正本1部、写し2部)、労使協定書は2部、

郵送(要・切手貼付の返信用封筒)または、直接持込みにて労働局にご提出下さい。

また、処理には2~3か月かかることがあります。

かなり時間が経過してから、労働局から確認の電話がくることがありますし、

控の返送が相当あとになることがありますが、

そのこと自体は、通常の流れとお考え頂いて問題ありません。

 

馬

いよいよ今週末は、上半期のグランプリ、GⅠ宝塚記念が行われます。

現時点での登録状況から、今年はフルゲート18頭での熱戦となりそうです。

 

有力馬としましては

昨年の菊花賞、今年の天皇賞(春)も制したタイトルホルダー馬

昨年の皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を勝ったエフフォーリア馬

一昨年の牝馬三冠、デアリングタクト馬

今年、海外GⅠドバイターフを勝ったパンサラッサ馬

 

今年の私の注目は、レースのペース(ラップタイム)です。

上記の有力馬のうち、タイトルホルダーパンサラッサは、いわゆる「逃げ馬」。

スタート後、気合をつけて先頭に立ち、そのまま逃げ切りを図る脚質です。

この戦法で、タイトルホルダーもパンサラッサも大きなレースを勝ってきました。

 

おそらくハナを主張するのはパンサラッサとみていますが、

タイトルホルダーもそう離されることなくついてはいくはず。

この2頭がうしろを離して逃げたとき、最初の1000Mの通過タイムに注目。

平均的なペースは、60秒前後(良馬場)ですが、

これよりは相当速くなるのではないかと考えます。

 

両馬とも、最初の1000M、58秒(良馬場※通常ならハイペース)

で通過したとしても、ゴールまで粘ることのできる実力のある馬。

逃げ馬が最後まで、持ちこたえられるか、後ろから来る馬に軍配があがるか、

最初から最後まで見ごたえるのあるレースになりそうです馬

梅雨時ですので、馬場状態も気になるところです。