「天安艦沈没事件」真相究明段階に入るか 韓国で裁判 | 朝鮮問題深掘りすると?

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初老の徳さんが考える朝鮮半島関係報道の歪み、評論家、報道人の勉強不足を叱咤し、ステレオタイプを斬る。

韓国で「天安艦事件」と関連した裁判がついに始まりました。原告は合同捜査本部団長代理、国防部長官、海軍参謀総長、国防部調査委員長などで、全ての階級を合わせるとなんと星が14個も繋がる韓国史上初めての希有な裁判です。調べたわけではありませんが世界的に見てもそうあるものではないでしょう。被告はポータルサイト「サプライズ」の運営者であるシン・サンチョル氏です。


昨年3月の「天安艦沈没事件」に関心を持った読者の方なら、もう裁判の内容が分かると思います。そう。天安艦事件と関連した民軍合同捜査団の最終発表に根本的な疑問を提示し、徹底的に「天安艦事件」の深層を究明しようとしたシン氏に対する軍当局の弾圧、圧力が裁判という形を取ったものでした。


シン氏の容疑は軍と捜査委員に対する「名誉毀損」および「情報通信法違反」です。しかし告白されたシン氏は、自分の主張が原告の言う「虚偽事実」などではないことを立証する良い機会を得たと、自信を持って裁判に臨んでいます。シン氏の指摘するように、裁判は必然的に天安艦沈没事件」の隠された(当局が隠そうとした)真実を明らかにし、ねつ造された嘘を正す格好の法廷となるでしょう。ここにこの裁判の本質的性格、意味を見出すことができます。


しかも裁判ではシン氏の30分にわたる冒頭発言が許され、証人も800人近い候補から300人近くを選び、その出頭が決まっています。シン氏のその冒頭発言はすでに公表されています。そのために作成された資料は90ページのPT資料にのぼりますが、すでに要約され公表されています。


http://www.seoprise.com/etc/u2/?tid=328527


この資料を見るのが大変だと思う方はシン氏の冒頭発言の要旨が20項目にわたって整理され、掲載されているサイトをご紹介しますのでそれをご覧下さい。もちろんハングルですので読めない方もいらっしゃると思いますが、全て翻訳するのも大変ですので、翻訳ははしょることにしました。不親切だと責めないでくれることを希望します。


朝鮮問題深掘りすると? そしてその冒頭発言は▲「天安艦」には爆発が存在しなかった▲事故は一度ではなく二つの事故が連続して起きたもので、それにより天安艦は沈没した▲天安艦沈没の原因は座礁と、その後の韓米所属ではない第3の国家から派遣されてきた潜水艦との衝突による▲軍当局も天安艦が座礁しその後、他の潜水艦と衝突したことを知りつつ隠蔽した▲「北の犯行」の証拠とされた魚雷の残骸は2つ準備された▲米軍による「救助作業」は、まったく別のところで行われたまったく別の作業であった▲座礁説は調査の結果としてではなく、軍当局によって最初から調査対象から排除された▲軍当局は、全てを一つのストーリーに作り上げるためにあらゆる重要事実を隠蔽し、ねつ造したと言う主張で一貫しています。


この問題と関連して、韓国で製作されたドキュメンタリー「天安艦」の日本語版が完成したと言います。日本語版の題名は「天安艦沈没」となっています。このドキュメンタリーもシン氏の主張と同様に、「北の魚雷攻撃説」はねつ造されたもので、「座礁と衝突による沈没」だと言うことに真実があるという点にウェイトを置いているようです。


管理人も見せていただきましたが、迫力のあるドキュメント映画に仕上がっていると思いました。映画館での一般上映は9月中旬以降から始まるようですが、まだ日程は定まっていません。上映映画館と 日程が決まればこのブログでもご紹介しようと思っています。今回はチラシだけご紹介します。大勢の方々に見ていただきたいと思います。


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