自称敏腕記者「鵜園 達人(うその たつひと)」の事件簿


俺の名は「鵜園 達人」。記者をしている。近いうちに必ずこの国の闇を
暴くことに成功する男だ。年齢は「57」。この道一年の新米である。

今日は俺が取材した数々の凶悪事件の中から一件紹介しよう。


【大阪市在住のOL Aさんの証言】

「あれは去年の年末のことです・・・」

そう言って彼女は臭い口を開いた。

───何があったんですか?

「はい・・・
あの日も今日みたいにとても寒い日でした。
私が会社の“忘年会”を終え、1人で帰宅してる途中でした。
電車を降り、改札へ向かう階段の踊り場で・・・ううっ(泣)」

そういうと彼女は突然泣き出してしまった。迷惑な話である。
しかし紳士な俺は彼女を慰めようとした。
しかし、そんな彼女を見て俺までもらい泣きしてしまった。
しかも彼女より激しく・・・
結局俺が彼女に慰められてしまった。
泣いたら何かスッキリした。
そこで改めて聞いてみた。

───踊り場で何があったんですか?

「・・・」

話したくなければ話さなくてもいい・・・
今日はこれくらいにしようかと腰を上げようとした瞬間・・・
屁をこいてしまった。

彼女はおもむろにさっきより臭くなった口を開いた。

「待ってください!
大丈夫です。お話します。」

よかった。屁をこいたことはバレてないみたいだ。
それにしてもなんて強い女性だろうか。当時の記憶は彼女にとって、
俺が想像するよりも遥かに酷いものなのだろう。
仕事とは言え辛い瞬間だ。
しかし、そんなことばかりも言っていられない・・・
仕事とプライベートは別物だが良く混同する・・・そんな俺は
まさしく記者の鑑(かがみ)である(照)

俺は再び椅子に座った。
その間彼女は真っ直ぐな瞳で俺を見つめていた。
フッ、またやってしまった。
取材対象を惚れさせてしまったのだ。
何とも罪深い男である。

───無理しなくていいんですよ?

念には念を入れ改めて聞いてみた。

「ありがとうございます。大丈夫です。ちゃんと話します・・・



踊り場・・・踊り場で男性が私に覆い被さるように抱き付いてきて・・・
私を・・・私を・・・押し倒しました!!」

ぐはっ!?
俺は絶句せざるを得なかった。
何ということだろう。
マイハニーの記憶とは、まさに女性としての人生が360度変わってしまう
そんな出来事だったのだ。
まさに女性の敵!
こんなのが何の罰も受けず、のうのうと暮らしているのかっ・・・
あまりの怒りに俺は持っていた万年筆を、そっと丁寧にしまった(高かったのだ)

俺はこの鬼畜を絶対に許さないと心に誓った。
俺の記者生命をかけ見付けだしてやる!
そしてマイハニーを傷付けたことを一生後悔させてやる!
時に記者が何よりも強い力を発揮すると言う意味の言葉。
「剣はペンより強し」当たり前である。
息子の年齢と対して変わらない先輩は
「ペンは剣より強し」と言っている。
ペンでどうやって戦場を生き抜くというのだ?
馬鹿も休み休み言って欲しいものだ。「日教組」は本当に悪である。
ちなみに息子などいない。


その後の取材でその男はアメブロという所でブログを書いていることが判明。
ブログタイトルは「KEEP THE ・・・ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

皆さんこんなアホな記者に騙されたらダメですよ。
これはマスゴミが良く使う“印象操作”です。
片方の意見を一方的に押し付けて相手を陥れる手段です。
僕がそんなことするわけないやないですか(汗)
いやいやホンマに・・・
こうやって簡単に無実の加害者が生まれるんですよ、奥さん。

実際はこうです。

その日僕は“忘年会”であんま飲まれへん酒を調子のって飲む。
→当然の如く泥酔。
→帰りの混んだ電車で気持ち悪いのと、熱気にあてられダウン寸前・・・
→駅に着いて、電車を降りた瞬間から世界が回りだす。
→改札に向かう階段を一段降りた瞬間ブラックアウト。
→転げ落ちる。
→踊り場で止まるが、その時そこにいた女性を巻き込む・・・

踊り場までの距離が短くて幸い女性にケガはなく何度も何度も謝罪して
何事もなかったかのように徒歩で帰宅。

これが全容です。
改めてその時の女性に対し謝罪したいと思います。
本当に申し訳ありませんでした。

明日から12月になってお酒を飲む機会も増えると思います。
男性はもちろん、女性も旦那さんや彼氏さんに飲み過ぎたらアカンって
言うてあげてくださいね。
せっかくの年末年始を酒のせいで台無しにしたらもったいないですから。
飲み過ぎ注意!です。

ちなみに今年の僕の“忘年会”は6回です( ̄ロ ̄;)
内訳は・・・
仲間内が1回。
お客さんと2回。
会社が3回(課で1回、全体で2回)・・・








社長、1回多いと思うのは気のせいですか?