「安重根」の日本語読み(音読み)である「あんじゅうこん」は「旧かなづかい」では「あんぢゅうこん」になる。「重」の音読みには「ちょう」と「ぢゅう」→「じゅう」がある。
シナ語では「重」はchóngとzhòngである。
「安重根」の朝鮮語読み「안중근」An Jung Geunは日本で「アンジュングン」と書かれるが「アンヂュングン」の方がいいかもしれない。
ドラマ『冬のソナタ』で裵勇浚(배용준、Bae Yong-joon)が演じたキャラクター・姜俊尙(강준상、Kang Joon-sang)は日本で「カン・ジュンサン」と呼ばれたが、「カン」が無いと「チュンサン」になった。それなら「カン・ヂュンサン」または「ヂュンサン」の方がましだ。
「チンギス・ハーン(成吉思汗、Чингис Хаан)」と「ジンギス・カン(Genghis Khan)」も同様で、後者は「ヂンギス・カン」にすればいい。
「重慶」Chóngqìngの日本語読みは「じゅうけい(ぢゅうけい)」だが呉音では「ぢゅうきゃう」、漢音では「ちょうけい」であるから、「ぢゅうけい」は呉音と漢音が混ざった読み方(呉漢読み?)であろう。
西洋では「安重根」はAn Chung-gunまたはAn Jung-geunと呼ばれるようだ。
「安重根」」は東欧のロシア語ではАн ЧунгынまたはАн Чжунгынである。
返信先: @kyojitsurekishiさん、@mainichi_kotobaさん
朝鮮語では漢字語の「重量」は「중량」jung-ryang→jung-nyang、
「重複」は「중복」jung-bokになり、意味と関係なく「重」は平音で始まる。
中国の「重慶」は「중경」Jung-gyeongになりそうだが、
今の韓国では中国標準音のChongqingを採用した「충칭」Chung-chingもありそうで、これだと激音で始まる。
朝鮮語では「貴重品」は「귀중품」、「重複」は「중복」、「重婚」は「중혼」になり、「重(중 jung)」の読みは「重い」の意味でも「重なる」の意味でも区別されないようだ。
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2019年10月
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あんじゅうこん アンジュングン アンジュウコン アンジュングン(twitter)
菅長官が「アンジュウコン」といってるのに「アンジュングン」と朝鮮読みの」テロップを出したNHK! - Bing
参照
「北京」「重慶」「青島」「天津」の綴り(2014年12月17日tw)
2015年8月13日
2018-03-15 17:12:18