★標準色の方が少ない!1日フリーきっぷの種類がいろいろある。天竜浜名湖鉄道ラッピング列車がタップリある①

 
↑東海道線727М浜松行き(6時38分発・211系LL16編成・クハ210-5039)に乗り掛川駅に着いた。天竜浜名湖鉄道天浜線をこの日1日乗り歩く事にした。昔は「似たような車両」しかなかった鉄道だが、気づいてみたら「標準色」とも言えるカラーをまとった車両は極少数と気付いた。ほとんどが企業や商品等とコラボしたラッピング列車がタップリだ。1両ごと違う独特な魅力を追いかけながら掛川~新所原を往復した。
乗車日=2024年2月18日(日)
※時刻・金額等は全てこの日の内容
 

【「1日フリーきっぷ」の種類がいくつもある】

 
↑掛川駅天浜線のホームは東海道線と隣り合っている。と言うか東海道線ホームからフツーに見える。天浜線直結の改札口があるためJR1番線ホームを歩く。ICカードをタッチすれば出場完了。逆に天浜線→東海道線乗換の時も同様であるが、天浜線側の駅ではJR紙の乗車券は販売していない。その場合はJR正規の改札口(歩いて約2分)に出向く必要がある。
 
↑天浜線ではICカードは使えない。普通乗用車ならば券売機で購入可能だ(現金のみ)。有人駅で朝始発から夜終発まで駅員が要る。天浜線でこういう形態は非常に珍しく他に東海道線接続の新所原駅だけだ。遠州森、天竜二俣、金指、三ケ日も有人駅だが昼間での駅員が要る。それ以外の駅は無人駅だ。
 
↑「1日フリーきっぷ」(1750円・4月1日からは1900円)を窓口で買う。たかが一日乗車券と言っても、天浜線ではいろいろ種類がある。効力(全線乗り放題)と金額こそは変わらないが、きっぷのデザインが3種類程度あった。「定番」が1つ、「ゆるキャン△」が2つ、他にもあったと思った。「どちらにしますか?」と窓口氏から聞かれたので「ゆるキャン△」にしておく。一日乗車券はスマホアプリでも買う事が出来る(詳細は天竜浜名湖鉄道HPで)。
 

【TH2103・私のキャタライナー】

 
↑6時52分発601列車の遠州森行きに乗る。「横須賀ベースボールクラブ2023準優勝」のヘッドマークが付いている。
 
 
↑車内は至ってフツー
 
 
↑TH2103の写真とXへ誘導のQRコードが付いていた。シンプルなデザインだ。スマホでスキャンするとどうやらこの車両に対しての写真コンテストのようだった。「#私のキャタライナー」と言う名前があるらしい。
 
 
↑桜木駅で下車すると前側(遠州森駅方面)は別デザインのヘッドマークが付いている。今度は「三島ゴールデンイーグルス2023CHAMPIONS」とある。どうやら「ヘッドマーク単品」(後で貸切列車運用のためかもしれないが)らしく「私のキャタライナー」のラッピング列車とは関係ないらしい。
 

【頻繁に列車がやってくる桜木駅】

 
 
↑7時00分発206列車掛川行きと交換。TH2108であった。これが天浜線の「標準色」である。結論から言ってしまうとTH2100形は14両あるが、稼働中の標準色はたった3両しかない(使用停止中のTH2106を除く)。天竜浜名湖鉄道のHPには概ね2週間先までの車両運用表が掲載されているが、対象になるのはラッピング列車のみ。標準色の車両運用は公表していないので(ラッピング列車の方の運用が多いからじっくり調べれば必然的にわかるが、それなりに大変な作業)どの列車になるのかは現場に行かないとわからない。
桜木駅は相対式ホーム。掛川方と新所原方に車両の停止位置がずれているので(進行方向に向かってホームの後ろ側に停車)、このような形態を「対向式ホーム」と言って良い。これは蒸気機関車があった時代の名残で、天浜線の交換駅はこれが標準である。
 
 
↑桜木駅を現地調査する。味わいのある木造駅舎だ。駅舎内部はいろんな花やイラストが飾ってある。住民や利用者から「愛された駅」であることが伝わりホッコリする。トイレは駅舎を出た外にある公衆で「天浜線で2番目にきれいな駅を目指します」とあった。「1番きれいな駅はどこなんだ?」と思ったのが自分でも「野暮ったい」と。こう言うような「良い雰囲気」の駅は長く居たくなる。
 

【TH2109・ゆるキャン△列車】

 
↑大人気の「ゆるキャン△列車」が来た。桜木駅7時22分発208列車掛川行きで運転だった。この車両は後で乗るので最初は「さわりだけ」。細かい事は次回以降の記事で述べる。形式写真の一丁目一番地的な写真を記録しておく。