ぼくもまだあんなくっきりした鮮やかな夢の空間を生きれるなんて思わなかった。今朝の夢に生きられるなら、現実をこちらに移していい。ぼくのもうひとつの世界に行ってきたのではなかったか。見晴らしのいいあか抜けた明るい街を、自主ガイドさんらしきひとと一緒に散策してきた。ぼくのどこに、ああいう空間をぼくのために想像する力があるんだろうか。想像であるよりも創造だ。ぼくの力が生んでいるのではない。まさに(マルセルの言う)受動的創造力だ。ぼくはつくったのではなく訪問したのだ。あの街の見晴らしは、都市計画の立派な原型となる。あのようにしてインスピレーションは得られるのだろう。それは夢のなかにある。はっきり記憶しておこう。

 

一生の思い出になる訪問だった。永遠に現前している。これこそリモートビューイング 

 

 

こんな良い現象が起こるのであれば、ぼくは大丈夫。これは単なる信念や意志ではないから。