ぼくは、人間には魂があって、この魂は不死だと思っている。なぜなら、そうでなければ、魂を歓ばせる行為のために、天使がこんなにも人間を後押しすることはない、と思うからだ。ただ消滅するだけのもののために、これほど天使が力添えをするはずがない。 ほかにも、そういう、天使としか呼びようのない何かを、感じたことがあるひとびとはいるのではないか。