だから、ぼくと一緒に生きている者ほど、この世界で幸せな人間はいない。  

 

 

 

 

 

 

他事

必死で生きていると言う健常者がいる。ではぼくはどう言えばいいんだ。三倍は必死で生きていると言えばいいのか。生きるより死んだほうが楽でいいと思わない生者はいない。無粋なことは言わないで表面はスマイルで生きることが粋なのだ。 そうすると、余裕があっていいね と言う者がいる。下品な皮肉に乗るかと、にこりとして返すと、あなた にこりとしているけど皮肉なんだよとわざわざ説明する。なんにもかんがえていない。忖度が及んでいない。そういう者にかぎって事ある毎に、じぶんはそこまでかんがえてものを言っているなどと、じぶんから言う。そういう者の末路が、屋根の雪かきで落ちて死亡だ。これを自業自得と云う。こういう者は地獄の火に投げ入れられて出てこないようにせよと、ぼくは言う。