最近、「メタバース」の言葉が頻繁に聞かれる様になったと思いませんか?
「メタバース」とは仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を使い、
自分の分身(アバター)を仮想空間で操り、より現実世界に近づけたデジタル空間です。
今年1月に、横須賀の戦艦三笠の仮想現実(VR)を体験したブログを記しました。
その時は、すごく感動した記憶があります。
ところが最近、巨大IT企業のFacebookが「メタバース」企業になると宣言し、
10月28日に社名を『Meta(メタ)』に変更する発表。 驚きました!
その後、Micrsoft、ディズニー、ナイキと巨大企業が次々とメタバース参入を発表しています。
なぜメタバースが注目され始めたのでしょうか?
従来の仮想空間では提供元が空間を作り上げています。(例:前記の戦艦三笠のVR)
しかし、メタバースでは仮想空間で自分の分身(アバター)を操り、他の参加者と交流ができます。
更に、仮想空間内で物や土地などの売買もでき、メタバース内の経済活動が生まれてきます。
仮想空間が現実の世界に近づいてきたといえます。
日本でメタバースといえば、「あつまれ どうぶつの森」などのゲームがありますが、
地方自治体や企業などと連携したイベントの開催も活発化しています。
例えば、KDDIと渋谷未来デザインなどが連携し、「都市連動型メタバース」が誕生。
実在する渋谷区観光協会の73社が組成して仮想空間「バーチャル渋谷」を運営しています。
渋谷だけでなく、銀座、原宿、東京と次々と都市連動型メタバースが誕生又は計画しています。
メタバースの世界はゲームだけではなくなってきています。
実は、日本では政府(内閣府)が『「仮想空間」と「現実空間」を融合した社会』を目指しています。
今年初めには経済産業省が「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査」が行われました。
この様に仮想空間が急速な展開をはじめたのは、コロナ禍で自粛生活が続いた事もありますが、
メタバースを取り巻く技術5G(通信の高速化・大容量化)やXRが進化していることが挙げられます。
更に政府はその先、2050年までの日本のビジョン「ムーンショット」を掲げています。
この様に、まるでSF映画のような遠い未来のイメージでしたが、
仮想世界での生活が現実味を帯びてきました。
若い人たちだけでなく、私の様な高齢者も夢だけで終わられないで欲しいと思います。
K.I