パラリンピックが始まりましたね。
保育園では障がいのある子も一緒のクラスだけれど、
小学校、中学校ではクラスが分かれ、
高校は一緒の校舎で学ぶこともできなくなる。
障がいのある人との接点が大人になればなるほど、
失われているように感じていて。
ずっと近くにいたら、それが特別じゃなく、
当たり前のことにならないのかな~と。
一緒に学ぶことって難しいのかな~
例えば、
ろう学校ではチャイムが聞こえないから光で知らせるけれど、
これが健聴者の教室にあっても困ることはない。
自分の子どもが、「耳が聞こえない」というだけで、
遠くの学校に通わなくてはならなくなるのは、
何だか違う気がするんだよね・・・
という話を夫と話していた数日後、
テレビで競泳の一ノ瀬メイ選手を見ました。
彼女は生まれつき片腕が短い「障がい」を持っています。
でも彼女はそれを「障がい」だと思ったことはないと言います。
1歳半で水泳を始めましたが、
9歳の時に希望したスイミングスクールへの入会を断られました。
その時に初めて「障がい者」であると認識させられたと。
その後住むことになったイギリスでは、
スイミングスクールへの入会もできましたし、
健常者と障がい者が同じ大会に出られる環境だったそうです。
彼女が高校生の時に参加したスピーチコンテストで、
「障がいは社会が作り出している」
と言っています。
また、
「社会が障害者を作るなら、
その社会が障害者をなくすこともできるはず」
とも。
横浜の県立高校に通う子は、両腕がありません。
彼の後ろの席の子は番組のインタビューに、
「最初はどう接していいか分からなかった。
いろいろ手伝わなきゃならないから面倒だと思っていた」
と話していました。
後ろの席の子は生物が苦手。
そんな彼に腕のない子がアドバイスをしてくれたそうです。
助けるのは自分だけじゃない
自分も助けられる方なんだ
と思ってからは、
彼のサポートも自然にできるようになったそうです。
私があったら良いのにと思っていたのはこんな学校!!
どうすれば良いか、
それは一緒に過ごさないと分からないと思うのです。
パラリンピックがきっかけの一つとなって、
社会が作り出している障害をなくしていけたらと思います。
初めて見る競技もあって楽しみです!
またまたテレビから目が話せない日々が続きそうです。
