アイデンティティとリスペクト | NPO法人鎌倉ファイナンシャル・プランナーズ

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オリンピックが終了し、現在はパラリンピック開催までの束の間の時間です。


私はオリンピック観戦が大好きで、4年に1度(冬季もあるので実際は2年に一度)の機会をワクワクしながら待っています。

普段はなかなか見ることのない競技に触れることも楽しいですし、

一流のアスリートの技術や鍛え上げられた身体、

一流の駆け引きに感嘆することもあり、

それでいながら学校の体育祭のように、その日、その一瞬にエネルギーが集中し、信じられないような熱狂的な空間が作り出されるのを目の当たりにする素晴らしさもあります。


また競技以外でも毎回開会式を楽しみにしています。

今回の開会式は、オリンピックに対してかなりひいき目に見ている私でさえがっかりしてしまう演出 (何故リオオリンピックの閉会式の流れでやらなかったの?) でしたが、各国選手団の入場は無観客であることを忘れてしまうような素晴らしいものでした。


競技場へは、それぞれの国が工夫を凝らした衣装を身に纏って入場してきますが、今回は特に開催国日本への敬意を表してくれたものがたくさんあったように思います。


イタリアは自国旗と日本国旗を融合させたデザインのウェア、

キリバスは青い海に富士山と桜が描かれた爽やかなシャツ、

キルギスは自国の正装となる民族衣装の左側に桜と青海波の刺繍を配ったものを、

コロンビアは法被、

チェコは藍染風のウェアと扇子、

パラオは桜がちりばめられた可愛らしいシャツ等々、

ほかにもドイツ、ベルギーなど多くの国が自国のアイデンティティと

日本文化への敬意を大変上手く融合されていて感激ひとしおでした。


今回のオリンピックでは、ユニフォームのみならず競技中にもこうしたアイデンティティとリスペクトを感じる機会が多かったように思います。


リスペクト=敬意を表する、というとリスペクトする側が一歩下がってしまうようなイメージがありましたが、例えば新競技のスケートボードの競技中にもみられたような、互いのパフォーマンスを讃えあう姿や、

走り高跳びでは同じ高さを飛んだイタリアとカタールの選手が決着をつけずに金メダルを分け合う決定をするといった、軽やかな対等さと敬意が同時に成立していることがとても印象的でした。

 

世界情勢を鑑みれば、国同士の対立は収まらず、1国内であっても内政が混乱している国がなくなることはありません。

国を代表する人たちが集まるオリンピックでは、ナショナリズムの衝突を危惧するところですが、オリンピック憲章にある「オリンピズムの目標」をみると次のように書かれています。

 

「オリンピズムの目標は、スポーツを人間の調和のとれた発達に役立てることにある。その目的は人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」

 

人間の尊厳の保持のためには、一国一国が、そして一人ひとりが調和のとれた姿に向かって努力すること、そして互いに尊重しあうことでしか成しえません。

なんだか大変そうなことのようにも思えますが、しかしながら今回のオリンピックを見ていると、その目標をさも当然かのごとく達成し平和な社会を実現してくれるのではないかという期待を若い世代の人たちに感じました。


1週間後に始まるパラリンピックではどんな新しい世界を見せてくれるのでしょうか?

ステイホームで大いに楽しみたいと思っています。

 

Luna piena