世界的に有名でGAFAの一角でもあるオンラインショップ「Amazon」。
その創業者兼CEOでもあるジェフ・ベゾス氏が有人宇宙飛行事業を目的とした企業「ブルーオリジン」を2000年に設立していたのですが、先月7月20日(日本時間)に民間ロケットとして民間人を乗せた初の宇宙旅行をしました⭐
とは言っても打上から約10分程度だったようですが、高度107kmのカーマン・ラインまで上がり無重力や宇宙からの地球の眺めを体験したそうです。
搭乗者は
■ジェフ・ベゾス氏
■ジェフ・ベゾス氏の弟
■ウォーリー・ファンク氏(82)(女性パイロットの先駆け)
■オリバー・デーメン氏(18)(オランダ投資会社CEOの息子)
という異色の4名。
搭乗権をオークションしたそうで、約31億円で落札されたのですが、落札者がスケジュールの都合で参加できないため次点の投資会社のCEOが息子に権利を与えたそうです。
史上最年長と史上最年少が一緒に宇宙旅行へ行ったことも大きな話題です。
さて、この高度100kmというのはどういう高さなんでしょうか。
高度100kmをカーマン・ラインと言います。
カーマン・ラインは国際航空連盟が定めた、「このラインを超えると宇宙です」という境界線です。
大気圏と宇宙空間の境界は学術的には高度500kmとされていますが、一般的には大気がなくなる100kmより外側を宇宙空間とされています。
この高度100kmでは、オーロラや流星が出現します。
ちなみに飛行機は高度10kmくらいを飛行します。
また、国際宇宙ステーション(ISS)は高度400kmなので今回の飛行の4倍の高さです。
見える景色も異なり、ISSからは地球は丸く見えますが、高度100kmではかなり間近に迫って見えるようです。
さらに上空の高度2万~4万kmには気象やGPSなどの人工衛星があります。
とてつもない高さですね。
こうした民間の投資や開発によって、これまで国家規模の事業だったものが安価にロケットを打ち上げることができるようになり、さらに私のような庶民も手軽に宇宙旅行ができるくらいの価格に下がっていくようになります。
自分が生きているうちにはこないと思いますが、子供たち、孫にはぜひ体験してもらいたいものです🌙
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