都知事と大統領の大罪
片や自分のロマンのため...、
片や自らの政治生命のために、
海を越えて国民たちを巻き添えにした
石原都知事と李大統領は同罪です。
中国経済の存在は日米両国経済に
とって生命線であり、中国との良好な
関係を維持することは、日米両経済に
とって必要不可欠なものなのです。
だからこそ経済的な低迷がつづく両国に
とって、政治性の高い領土ディスピュート
(軋轢)は経済が好転するまでお互いに
棚上げするのが、政策・外交をつかさどる
者の責務であり、責任なのです。
とりわけ日本は震災からの復興に消費税、
電力値上げと原発廃止、景気対策に選挙。
さらに、いつ起こるとも知れぬ直下型震災
への備えまで含めると、七重苦!に喘いで
いるのです。
この完全に弱りきっているタイミングで、
わざわざ、日中経済関係を暗転させる
ようなピンポンダッシュのきっかけを作
ってしまった石原都知事。
本来、政治や外交は国民の生命や財産
を守り、その幸福や経済成長を作り出す
ために見えないところで奉仕する行為な
のであって、国民の文化交流や経済行為
を阻害したり、破壊するものではない筈。
軍も外交も見えないところで国民を守って
いるのが本来の姿であるべきなのです。
にも拘らす、あえて腫れ物に触り、野次を
飛ばし、それを喧伝し、マスコミと国民を
巻き込み、一触即発の状況まで引っ張り、
戦争へと導こうとする。それが政治家の
することですか?それは愛国心ではなく、
自らのロマンや信念を国民を巻き添えに
しながら押し通そうとするエゴイズムでしか
ないのです。
実兄スキャンダルから自らの政治生命を
守るために、あらゆる面で良好だった日韓
関係に水差した李大統領もこの意味で同罪。
両国民に謝罪するのは、あなたでしょ?