なぜ、女はことばを大切にするのか?③
ちょうだいしたコメントによって、
女性人類学の視点が間違って
いないことの裏づけにはなりましたが、
驚いたのは女性たちが「ことば」を証文
にしてそこに信用力を与えている点です。
「嘘も方便」といいますが、たとえば、
服があまり似合ってなくとも、相手の
気分を損ねないよう「凄く似合っている」と
コメントしてしまうことは罪なのか?否か?
という議論は男女においても付きまといますね。
女性側は、G20(ガールズトーク)に提出できる
「ことばの証拠」が欲しいのですが、それが本物か?
どうかは定かではありません。
かつて「大量破壊兵器はある!」とCIAが断定し、
それを信じて、あるいは利用して、
イラクに進撃したブッシュ政権のように、
ブッシュ型恋愛をされる女性は、
「男に二言はない」(女はあり)という社会的抑圧を
強制力として利用しているタイプかも知れません。
つまり、G20においては、男性は必ず悪者にされ、
すべての責任を取らされるということです。これは
先進国が途上国に責任をなすりつけ、自分たちの
都合で、話をつづけるのに似ているかも知れません。
しかし、こうした社会における理想的男性像&
女性像が、反対に女性の社会進出を阻んでい
る可能性を潜めているのです。