政治三種の神器
日本では見えないところでお金が動き、
利権が政治に影響してきたことは周知
の話。政治資金規正法などで、透明化
を図ってきました。しかし、それだけで
は、物足りないのです。不透明な陳情
という行為にキチンとしたルールを与え
たのが米国式ロビイング=ロビイ活動。
国民や企業が、直接、政治を動かせる
手段は、選挙とロビー活動しかないのです。
また、企業であれ、国民であれ、国外勢力
がアメリカに影響できる方法はロビー活動
しかないありません。なぜなら、
外交チャンネルは原則として主権国家
同士のやりとりに終始してしまうからです。
アメリカ大統領が、諸外国の個人や企業
の陳情に時間を割くということは、その分、
世界の政治的責任をアメリカが担っている
証左でもあります。その一方で、
24時間X365日X4年
という限られた時間枠の中で、大統領へ
直訴するというのは、非常に難しいと思います。
だからこそ、議会に対するロビー活動や集団
訴訟が企業にとっても、個人にとっても生命線
となるのです。こうした条件がそろって、はじめて、
マスコミは拡声器としての役割を担える訳です。
日本企業叩きもアメリカ企業叩きも、すべて
ここから始まります!