ワークショップを開催し、技術を教えることはもちろんですが、それだけでは上手になりません。
 
日本人はとくに頭でっかちになりがちで、最初から手取り足取りで「最短で上手になりたい!」という方が多いです。ですがなんでも人に教えてもらうより、悩んでぶつかって困った時に教えてもらったほうが「おおо(ж>▽<)y ☆」と体にしみこんでいくので結果的に続くし、伸びがあるように思います(°∀°)b
(技術も「そのレベルにならないと体にも頭にも入っていかない技術」がたくさんあるし)
 
だから最低限の「怪我をしないフォーム」を教えてもらった後は、とにかくたくさんリフトすることが上達のこつです。
 
私はケトルベルが上手になるには大きく3つのことが必要だと思っています。それはフィジカル・テクニック・エコノミーです。フィジカルがあればたくさんできるからエコノミーつくし、テクニックあればフィジカルついてくるし、エコノミーがあればフィジカルの消耗を抑えられるし・・・・3つが仲良くくるくるらせん階段をあがっていくようなイメージで向上していきます。
 
私はよくお箸に例えています。
 
外国の人が「お箸を上手に使える用になるセミナー」に参加して「なるほど!親指はここか!」「まずは薬指にお箸をおくのか!?なるほどなるほど」とテクニックを学んで大満足して帰ったとします。でもそのあとお箸を使って自分で訓練しなければいつまでたっても上手になりません。
 
日本人がお箸で豆を上手につかめるのは、1日3回、20分ぐらいの箸トレーニング(食事)をずーっと続けてきたからです。エコノミーはんぱないんですね。
 
 
最初はものすごく記録が伸びます。面白いようにダブルスコア叩き出したりします。でも停滞期が訪れます。伸びなくなって面白くなくなってやめてしまう。こういうときに、3つのどこかが大きく欠けていることが多いのでそこを補完していきます。
 
一時の停滞期を抜けて高重量ベルに辿りついた人は、諦めずに新しい刺激を入れ続け、「前回の重量・回数から向上しよう」とコツコツと続けてきた人だけです。
 
正直、私がどんなに懇切丁寧に教えても本人が努力してくれなければ記録は伸びません。
 
私にできることは機会の提供と、ほんの少しのモチベーションを与えてあげられるだけです。
 
あ・・・・・3つって言いましたが、「ハート」はいうまでもなく(ノ_-。)でも私は心がとても弱いので、こんな私でも続けて伸びているので、そこは安心してください。゚(T^T)゚。
 
さーて、前置きが長くなりましたが・・・・・
 
みやさん。ナチュラルで44kgしかない小柄な女性です。ごりごりの運動経験はありません。
 
最初は6kgからスタート。ダブルのロングサイクルが好きで、大会ではこの種目を選んでいます。土曜日のワークショップと火曜日のSkype練習をコツコツ・・・それはそれはコツコツと続けてくれて・・・
 

↑14kgダブルロングサイクルもできるようになりました!
 
ケトルベルスポーツの記録は・・・
2016年9月 GS部門8kgLC97回
2017年6月 GS部門10kgLC76回
2018年4月 GS部門12kgLC50回
 
GS部門なので、置かずにこの記録!!
 
体重44kgしかないみやさんが12kg×2を扱っているわけです。男性に例えると88kgの人は24kg×2ってことなのでこれがどれだけすごいかわかると思います(ノ゚ο゚)ノ
 
スナッチのとても上手です。↑16kg
 
 
これは18kgΣ(=°ω°=;ノ)ノ
 
ちなみにみやさんは表情にまったくでないんです(゚ーÅ)
 
まったく同じ表情で「今日つらかったです(^∇^)」「今日は少し楽でした(^∇^)」と報告してくれるのですが、私はみんなの表情で重量を上げ下げしたり、回変えたりしてるので、みやさんのポーカーフェイスはとても困ります(笑)
 
 
やればできる!!の塊のようなみやさん。みんなのお手本ですワーイヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ