▽前回のつづき
【発症3日目のつづきになります】
待合室のベンチで寝てしまった息子は車椅子に乗せられ病棟へ。
ここは産婦人科と小児科が一緒の病棟で、カードキーが無いと入れない特殊なエリア。
病棟手前で夫とバイバイし、部屋に案内されたときには23時を過ぎていました。
そこから改めて、入院中と付き添い生活の注意点、カードキーの説明、柵付きベッドの使い方、等々の説明があり…
看護師さんが気を利かせて
「あと10分で病院のコンビニがしまっちゃうから、ご飯とか必要なものを買っておいで!息子くんはみておくから!」
と言ってくださったので、急いで買い出しへ。
付き添いの人のご飯は出ないので、コンビニなどで購入してくださいとのことで、
とりあえず、日持ちするパンや、息子がご飯を食べれなかったときに摂れそうなゼリーなど、多めに買って部屋に戻りました。
(部屋を出る際は、柵を1番上に上げてロックをかけ看護師さんに声をかけて短時間で済ませるなどのルールがあって、なかなか買い物に行ける感じではないようでした)
もどると、新たに抗菌薬の点滴のスタート。
(診察のときにつけられたのはソルラクト)
開始5分は看護師さんが見守っていなきゃならないらしく、改めて入院説明などを聞きながら様子をみていました。
5分が過ぎ、看護師さんはちょこっとナースステーションへ。
息子はもう半分寝ていたのですが、トイレに行かせて、ベッドに戻ろうとしたところ
急に息子が吐きそうに!?
まてまてまてまて…!(って待てないよね!?)
ちょ…なにか袋!あ!コンビニ袋!!
…とやってるときにナイスタイミングで看護師さんが部屋に戻ってきてくれたーー
…で、結局吐かず
よかった…
けど…今までこんな風にはならなかったんだけどな…。
看護師さんも、点滴を入れたからなのか判断に迷っていました
…結局、その後は治まったようでそのまま就寝…。
(後に本人から話を聞いたところ久しぶりのトイレで立ったり座ったりズボンの上げ下げでグルグルしたのがたぶん原因)
発症3日目の長い1日が終わりました。
【12月24日(日)発症4日目】
飲み薬から点滴になったことだし効くよね!!?
(ていうか、たのむから効いてくれーー)
と思って迎えたよく朝。
(結局うとうとしたものの全く眠れなかった…)
熱は…
39.5度
うーーーん下がってない…
相変わらず息子はグッタリ…。
(もう4日目だもんな…そりゃつらいよな…なんとかならないのか…)
朝食が運ばれてきて、パンを半分、おかずを2割ほど何とか食べさせて終了。
相変わらず、首が痛いようで首の位置が悪いと泣いて怒っていました
そうこうしているうちに朝の回診。
日曜のため、前日に診てくださった先生ともう1人の先生2人での診察でした。
先生が背中側の服をペラっと捲ると…ん?
発疹拡がってない!?
前日の夜は虫刺され4、5カ所?程度だった赤みが、
背中半分にぶわーーっと拡がっていました…
(え?え??なんだろ…これ…前日も抗菌薬の点滴が始まったからなのかなんなのか吐き気が出たり…アレルギー…?)
先生「昨日より拡がってますねえ…。んー。アレルギーってことも考えられなくはないのですが、そうだとするともっと症状が激しいんですよね。なのでそれは違うのかな…と考えていいと思います。」
先生「目の充血とか、唇はどうですか?普段と違いはありますか?腫れているとか」
けぺ「んーー…。少し赤い…のかなあ…うーん…。とりあえず、やっぱり唇の皮は気になるようでよく触っているのですが…」
(症状が目に見えて違うのが背中の発疹で、それ以外の変化は分かりづらいほどこの時はゆっくりでした)
先生「背中の蕁麻疹のようなものは、ストレスでもなることがありますし、とりあえず抗菌薬の投与は継続して様子をみます。あと、炎症を抑える薬も点滴して今日は様子をみていきましょう。」
このような感じで朝の回診は終了しました。
入院が決まった時点で作られた診療計画書をみると
「化膿性頸部リンパ節炎の疑い」
となっていましたが、先生方は「川崎病」の可能性を念頭に置かれているようで、聞かれることが川崎病の項目…
(眠れなさすぎて夜にしっかりガッツリ調べてました…)
そういえば、前日の診察でも
先生「もし、川崎病だった場合は別の治療になります。そのときは…」
と言っていたし…、今思うと最初から疑ってはいたんだろうな…。
川崎病はこのような症状が現れるようで▽
国立成育医療研究センターのHPにはこのように書いてありました▽
高熱、両側の眼球結膜(目の白いところ)の充血、真っ赤な唇と苺のようにブツブツの舌、体の発赤疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れの6つの症状のうち5つ以上の症状があれば川崎病と診断します。小さなお子さんではBCGを注射した場所が紅く腫れ上がることも、特徴的な症状の1つです。
(一部抜粋)
朝の時点で息子が当てはまるのは、
- 高熱
- リンパの腫れ
もどかしい時間が続きます。
つづく