おはようございます。
秋はどこにあるんや。
とよく口にするのですが
よくよく考えたら
非常に過ごしやすい
今が秋なのかもなあと
ぼんやり思うよしけんです。
#暦では冬とはいうものの
#寒いのは12月半ば以降から
#4月初旬だもんね大概
さて、今朝は。
弊害、という話を。
僕の人生を変えた出来事を
指折り数えた時に、
一番最初に出てくるカテゴリー
それが、部活動です。
小学校から中学校に上がるとき
目下、どヤンキー学校で
有名だった我が母校、
直前の卒業式には
カラフルな改造制服を着た
オラオラお兄さん達のために
国家権力の代理人が
パトランプを鳴らして
多数集まったというほどで
男子は坊主、女子はおかっぱ
という戦後教育の名残が
ゴッリゴリに残るのに
そのお兄さんたちは
金髪リーゼントだったので
虫も殺せない大柄だけど
気持ちが弱い優等生だった
よしけんは、
入学するのがとっても
とっても、とっても、とっても
とっても、とっても、とっても
とっても、とっても、とっても
憂鬱でした。
#筆舌に尽くしがたい絶望
私立の中学校に通わせるほど
財政的に豊かではない我が家。
逃げられない道の前で
絶望の日々を過ごす予定だった
僕を軽やかに救ってくれたのが
部活動の存在でした。
卓球部という非常に地味で
陰キャの巣窟のような
おとなしい部活を選んだのに
ゴッリゴリの体育会系で、
昼夜問わず、土日問わず
正月以外は延々と卓球してるほどの
環境に身を置いてまして。
ラグビーと違って、
コートを挟んでいるものだから
怪我なんて無縁なので、
休むタイミングもない。笑
ただ、あの時間が、
自分の可能性を広げたのは
間違いありませんでした。
あの時間の延長線上に
なぜかラグビーがあって
今の自分を組成しているのも
非常に興味深いですが、
とかく、部活動というのは
親のような
「そこにあって当たり前」の
「公共サービス」だったのです。
時代は変わりました。
部活動は地域移行する、
ということが決まっています。
少子化、働き方改革云々と
言ってますが、
いわば、公の負担で
時間外の育成を受けることが
困難になった現れであり
たっっっっっぷり
国民からせしめた税金という
リソースを、現場に一切ぶち込まず
人を育てるコスト
つまり将来への投資を徹底的に排除し
今さえよければいい、
という結果の成れの果てが
この在り方なのです。
人材不足?違うんです。
安定した生活と、
高い賃金をセットにすれば
絶対にいい人材が集まります。
また、教師も多様性があって当たり前で
やりたい人とやりたくない人が
いるのは理解しますが、
「公務員」って意味知ってるのかな?
とも思います。
どうして先生になりたいの?
というデータをとると、
そこに出てくる「恩師の存在」
その人の立ち姿を見て、
親以外の最も身近な大人として
初めて学びを得る存在があったから。
授業、クラス運営、生徒会。
そして、部活動。
学生の本分、学びの場を
スポーツをする場所に変える
という不可逆の変更によって
どんな問題があるのか。
でも、運動部はまだいいですよ。
問題は、吹奏楽なのです。
という話をこの前耳にしました。
吹奏楽の業界は、
公教育に支えられていた、と
とある関係者は嘆きます。
芸術の一翼を担った人々のふるさとが、
いとも簡単に、壊される。
楽器は余り、一つの商いが
静かに幕を閉じる。
学校法人に大部分をアウトソース
という大阪維新の考え方も
一定理解はするものの、
公のあり方を、今一度問い直したい
考え直すべきタイミングのような気が
しています。
これは保育園や幼稚園の先生問題と
同様の問題であり
使わない湿布、効かない薬にばかり
公金をジャブつかせて
未来を育てないことを主導する人たちを
選び続けてきた、僕ら、大人の問題なのです。
だからこそ、こども家庭庁って、
何の仕事してるんだろうと、
真剣に憤っている、よしけんなのでした。
本気でボディ入れたろか。

