桜井政博さんの単行本2冊を読んだ感想
最近このブログで度々名前が挙がる「星のカービィ」シリーズや
「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ、最近では3DS「新・光神話 パルテナの鏡」を
手掛けたことで知られるゲームクリエイター桜井政博さん。
昨日、彼が週刊ファミ通で連載中のコラムをまとめた単行本2冊が
発売されたので、ファンである僕はさっそく購入しました!
内容は、「作って~」の方は作り手視点で語ったコラムを中心に、
「遊び手~」の方は遊び手視点から語ったコラムを中心にまとめられています。
あくまで"中心"なだけなので、中には遊び手視点にも、作り手視点にも
入らない、ゲームとは無関係な桜井さんの近況報告も混ざっていたりしますけどねw
どちらの書籍も面白いと思うけど、個人的には遊び手視点から
語ったコラムの方が読んでいて面白かったな~。
個人的にゲームクリエイターが、自分が作っている作品以外で
どんな作品を遊んでいるのか、とても興味があるのですよ。
また、それらの作品を、どう評価するのかも。
桜井さんと言えば製作しているゲームの関係上
どうしても任天堂のイメージが強くなっていますが、
遊んでいるゲームは本当に幅広くて、いつも驚かされます。
PS2「ペルソナ4」
PS2「スーパーロボット大戦Z」
PS3/Xbox360「グランド・セフト・オートIV」
Wii「428~封鎖された渋谷で~」
PSP「ディシディアファイナルファンタジー」
PS3「デモンズソウル」
PSP「機動戦士ガンダム 戦場の絆」
PS3/Xbox360「プロトタイプ」(※日本未発売)
PS3/Xbox360「バイオニックコマンドー」
DS「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」
PS3「NINJA GAIDEN Σ2」
PS3「アンチャーテッド黄金刀と消えた船団」
PS3/Xbox360「北斗無双」
↑今回の書籍で紹介されているゲームの一部。
PS2「ペルソナ4」の紹介は、タイムリーですね。
コラムでは本作の魅力について、熱く語っています。
もちろん桜井さんの立場や雑誌で連載されているコラムである関係上、
個人ブログのようなトゲのある表現は少なめ(桜井さんの人柄もあると思いますが)だけど、
ゲームクリエイターならではの豊富なボキャブラリーで各作品を上手く褒めていて、
紹介されたゲームはついついやりたくなってしまいますね。
これはブロガーとしては本当に見習いたい。
作り手視点からのコラムは読者からのお便りに答えたり、
ゲーム開発の裏側などを語られています。
こちらも勉強になって、この業界を目指している人にとってはためになる!
こういうコラムを読んでいると、素人である僕が書いた
コラム記事はなんて稚拙なんだろうといつも思ってしまいますw
▼本書ならではの魅力は?
ここまで紹介した内容は、あくまで週刊ファミ通でも確認出来たコラムです。
だったら本書ならではの魅力は?という事になりますが、
もちろんそれはいくつかあります。
まず、これまでの単行本と同じく、巻頭に独自の特集が組まれている事。
今回は彼が手掛けた3DS「新・光神話 パルテナの鏡」ファンには嬉しい特集となっていて、
「作って~」の方には250点にも及ぶ同作品の開発画面をズラリと掲載しており、
「遊んで~」の方には15ページに渡って同作品の設定資料が掲載されていました。
集英社が発売している「新・光神話 パルテナの鏡 女神の導きブック」と合わせて読めば、
1冊のちゃんとしたファンブックを読んだ気分になれるのではないでしょうか?
あと、これもこれまでの単行本でもありましたが、
各コラムの最後には「振り返って思う事」が書き下ろしで掲載されています。
どれも半ページほどのボリュームですが、結構凄い事を
サラリと言っていたりするので、見逃せないですよ!
3DS「新・光神話 パルテナの鏡」のおドールカードは400種類以上あって、
カードに設定された各パラメーターを、僅か10時間でまとめた!とか!
難点としては、これまで通り雑誌ではカラーで掲載されているものが、
白黒になっている事(泣)コラムで触れたゲーム画面の
スクリーンショットも掲載されているだけに、カラーにしてくれよー。
書籍の価格も1,000円を超えているんだし!
▼付録の紹介
最後に、単行本2冊にはそれぞれ3DS「新・光神話 パルテナの鏡」で使える
専用のARカードが付いているので紹介!
「作って~」の方には冥府神ハデスと混沌の指輪、
「遊んで~」の方には太陽神ラーズと石化パルテナが付いてきました。
どれもレアなカードだと思うので、欲しい人は見逃せません!
そうそう、先週発売された週刊ファミ通にも
ARカードが6枚付いてきました。こちらもレアそうなカードで、大満足。
今回10種類追加された事で、僕が持っているARカードは全部で80種類にw
カードホルダーでも買おうかな?