70歳代の認知症発症を1割削減って… | 大阪の不動産・介護会社社長 kentのブログ

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先日の政府発表で、認知症対策の強化に向け発症を抑制する数値目標を初めて取り決められました。

 

「70歳代での発症を10年間で1歳遅らせる」と大綱に明記されましたが、そんな事が果たして本当にできるのか???

 

2012年に「認知症施策推進5か年計画」通称オレンジプランってのが作られて、次いで2015年には「新オレンジプラン」が策定されました。

 

オレンジプランの内容は

 

(1)認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
(2)認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護などの提供
(3)若年性認知症施策の強化
(4)認知症の人の介護者への支援
(5)認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
(6)認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデルなどの研究開発およびその成果の普及の推進
(7)認知症の人やその家族の視点の重視

 

ですが、どうでしょうか?

 

政府の見解では目標はほぼ達成とありますが、愛知県であった認知症の父親が線路内に立入り鉄道事故が起こった際に、後見人であった息子さんに裁判所から賠償命令が下ったりしてますよね?

 

これで認知症の人の介護者への支援ってできていると思われているんでしょうか???

 

今も決して認知症の人を含む高齢者にやさしい地域作りなんてできていませんし、認知症の人は首に縄でも括りつけて家から出れない様にしろ!みたいな感じじゃないでしょうか?

 

そもそも認知症のケアって専門的な知識、経験、ホスピタリティなど多くの要素が複雑に影響し合う様な困難なケアの一つです。

 

発症の仕組みも抜本的な治療法もまだ解明されていないのに、数値目標を設ける事って無理があるんじゃないでしょうかね?

 

ウチの会社でも認知症グループホームを開設する予定はありませんが、今後作る老人ホームにはワンフロアは認知症の方専用のフロアにしようと考えています。

 

廊下や共用部分に昭和的な趣のある飾りつけをしたり、談話室を和室にしたり、共用部分には昔の歌を流したりと、少しでも居心地のいい空間を作れればって考えています。

 

現状でも150名位の高齢者がウチの老人ホームに住まわれていますが、その内の20%くらいは結構きつい認知症を患っておられます。

 

その為に色々と他の入居者さんとの軋轢があったり、衝突も起きていますが、今のところは皆さん病気だから仕方ないって思っていただけてますが、果たして問題行動をされる認知症の方たちのお気持ちはどうでしょうか?

 

心安らかに住まわれているのなら問題行動は起きないでしょうし、何かが気に入らないのか?何かが気になるのか?心安らかって訳ではないと言うのは事実でしょう。

 

特養やグループホームのように包括ケアをされている施設では、ある程度決まった時間内に、決まった事を実施できないと他にしわ寄せが出てしまうのでベルトコンベア式に業務を行われています。

 

それが良いとか、悪いとかの話ではないですが、ウチの老人ホームに入居される方にはもう少し心地良い住居を提供できればって思っています。

 

ただ箱を作れば満室になっていた老人ホーム業界も、今後は特色を持った所でないと生き残っていけない時代になりました。

 

一時は入居待ちが数百人と言われていた特養でも同じです。

 

医療的なケアを提供できる

 

専門知識を有する職員を擁している

 

医療と介護のチームケアが実践できている

 

人間らしい生活ができる

 

等々

 

自社の施設の中でもそれぞれが違う特色を提供し、顧客が自分に合った施設の選択ができるような会社になりたいですね。

 

そんな会社になれるように今後3年間でバンバン新規老人ホームを開設していきます!

 

更に努力を!