3月13日(水) 定例の Windows Update (セキュリティリリース) が配信されました。配信されたのは次の2本。

① 「悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - v5.122 (KB890830)

② 「2024-03 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2 の累積更新プログラム (KB5035845)

 ①はすでにダウンロードが終わってインストール中。ところが、②のダウンロードが 5% まで進んだ後なぜか「ダウンロード待ち」になってしまい、膠着してしまいました。

 一向にこの状態から変化が無いし、タスクマネージャーでのぞいても何かしている様子が無かったので、たまらず「再起動」。

 

 再起動後、Windows Update のページを開くと、「ダウンロード待ち」で停止していました。今まで、定例のセキュリティーリリースでは、ダウンロードからインストールまで勝手に進行していたので、これは今までと異なる珍しい現象です。

 とりあえず、「ダウンロード」をクリックします。

 

 直ちに ② KB5035845 のダウンロードが始まり、①は、インストールの保留中に。①のダウンロードは一瞬で終わったのか??はてなマーク

 

 ②のダウンロードが終わると、① ② ともに「インストールの保留中」となり、「今すぐインストール」ボタンが表示されました。これも今までになかった反応です。

 とりあえず「今すぐインストール」をクリックし、インストールを開始したのですが、いきなり ① の表示が消えてしまいます。一瞬でインストールされたのでしょうか。

 ② のインストールが始まり、短時間で SSU がインストールされます。

 

 続いて本体のインストール中。下矢印

 いつも通り、20%、45%、74% などで長時間を費やします。

 

 ① は、再起動が必要ないのですが、なぜかダウンロードの経過もインストールの経過も表示されなかったので、果たして正常にインストールされたのか不安が残ります。

 ② は、再起動が必要なので、直ちに「今すぐ再起動」をクリック。

 

 再起動後、「品質更新プログラム」に、② KB5035845 が正しくインストールされたことが記録されていました。

 

 恐る恐る、「その他の更新プログラム」を見に行くと、① KB890830 v5.122 も、正しくインストールされたようで、安心しました。

 

 「インストールした更新プログラム」には、本体に先立って、SSU (10.0.19041.4163) がインストールされていました。

 

 OS ビルド番号は、19045.4170

 

 サイズは、前回のプレビューリリース(818.5MB)から1.0MB増えて、819.5MB。

 

 KB5035845 の更新内容は以下の通り。

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2024 年 3 月 12 日—KB5035845 (OS ビルド 19044.4170 および 19045.4170)
Windows 10 Enterprise and Education, version 21H2
Windows 10 IoT Enterprise, version 21H2
Windows 10 Enterprise Multi-Session, version 21H2
Windows 10, version 22H2, all editions
Windows 10 Enterprise LTSC 2021
Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021


リリース日 : 2024年3月12日
バージョン : OS ビルド 19044.4170 および 19045.4170

NEW 2024年3月12日
重要 Windows 10 バージョン 21H2 の次のエディションは、2024年6月11日にサービスが終了します。

- Windows 10 Enterprise および Education
- Windows 10 IoT エンタープライズ
- Windows 10 Enterprise マルチセッション

その日以降、これらのデバイスは毎月のセキュリティと品質の更新プログラムを受け取れなくなります。これらの更新プログラムには、最新のセキュリティ脅威からの保護が含まれています。セキュリティ更新プログラムと品質更新プログラムを引き続き受け取るには、最新バージョンの Windows に更新することをお勧めします。

Windows 10 Enterprise LTSC 2021 と Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021 は引き続きサポートされます。

2020年11月17日
Windows 更新プログラムの用語については、
Windows 更新プログラムの種類と毎月の品質更新プログラムの種類に関する記事を参照してください。Windows 10 バージョン 22H2 の概要については、その更新履歴ページを参照してください。

注記
@WindowsUpdate をフォローして、新しいコンテンツが Windows リリース正常性ダッシュボードに発行されるタイミングを確認します。

ハイライト
・ この更新プログラムは、Windows オペレーティング システムのセキュリティの問題に対処します。

改善点
Windows 10 バージョン 22H2
Windows 10 バージョン 21H2 エディション、

Windows 10 Enterprise and Education、

Windows 10 IoT Enterprise、

Windows 10 Enterprise マルチセッション、

Windows 10 Enterprise LTSC 2021、
Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021

このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム
KB5034843 (2024 年 2 月 27 日リリース) の一部であった品質の向上が含まれています。この KB をインストールすると、次のようになります。

・ この更新プログラムでは、内部 OS 機能に対するさまざまなセキュリティ強化が行われています。このリリースで文書化された追加の問題はありません。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがデバイスにダウンロードされ、インストールされます。

セキュリティの脆弱性の詳細については、
セキュリティ更新プログラム ガイドの Web サイトと 2024 年 3 月のセキュリティ 更新プログラムを参照してください。

Windows 10 サービス スタック更新プログラム - 19044.4163 および 19045.4163
この更新プログラムを適用すると、Windows 更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービス スタックの品質が向上します。サービス スタック更新プログラム (SSU) を使用すると、デバイスが Microsoft の更新プログラムを受信してインストールできるように、堅牢で信頼性の高いサービス スタックが確保されます。

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 さて、「Edge の翻訳機能の不具合」であるが、修正され、元通りの仕様になっていました。前回のプレビューリースのせいか、絶えず行われる Microsoft Edge の更新のせいか分かりませんが、無事元に戻ったようです。

 詳細はまた改めて。(その記事→こちら)