新潟市議会全員協議会で、中原市長より新型コロナウイルス感染症対策について報告がありました。
新型コロナウイルス感染症をはじめ、感染症対策に関しては都道府県知事の権限が大きいため、市町村長の見解が報道されることは稀です。
中原市長から、議員に対して市民の皆さまに周知いただきたいとのご要望があったため、ここに内容を報告いたします。
ぜひともご一読ください。
11月25日新潟市議会全員協議会
「新型コロナウイルス感染症対策について」
中原 八一市長より
※内容は私のメモによるものであり、発言内容と完全に一致するものではありません。
【感染状況について】
11 月に入り全国的に感染が拡大し、地域によっては入院患者病床使用率がひっ迫してきている状況となっている。県内においては 11 月 11 日に再び新型コロナウイルスに関する 「注意報」が発令される事態となっている。本市においては、11 月 17 日から発生した介護 老人保健施設での入居者と職員による大規模な集団感染の累計が 55 人となった。そのうち 入所者 50 名は 70〜90 歳代以上の高齢者で介護度も高く、重症化リスクが高いことから、 県は DMAT すなわち災害派遣医療チームの派遣を要請し、佐渡市を除く県内の感染症指定 病院への入院の振り分けを行っている。また、迅速な患者搬送のため消防局等と連携し入院 対応にあたることで、スムーズな入院手続きができた。
【県との連携について】
県とは市内で感染者が発生した当初から引き続き連携を図ってきた。感染が拡大した場合を想定し、11 月から相談外来を移転・拡充していただいた。1 日 20 人程度だった PCR 検査が 40 人程度まで検査可能となり、冬季の悪天候下での検査を見据え大型ガレージ内で 対応できるようになった。また、発熱時の相談についても、24 時間 365 日対応できるよう 拡充された。今後も引き続き県との連携を図り感染症対策に取り組んでいく。
【相談体制の拡充について】
冬のインフルエンザと新型コロナウイルスとの同時流行に備え、11 月から相談体制を見直しました。今後、発熱などがある場合はかかりつけ医などへの相談になった。
【差別・偏見・誹謗中傷を防ぐ啓発について】
感染を防止する基本的な対策、症状が出た際のフロー、市内の感染状況などに加え、差別・
偏見・誹謗中傷を防止するための啓発についてホームページに掲載した。今後も適切なタイ ミングで市⺠の皆さまや事業者の皆さまなどに市ホームページや SNS などを活用し積極的 に情報を発信していく。
【経済社会の再興について】
経済社会活動については、新型コロナウイルス感染症により、様々な業種・業界において、売り上げの減少や、活動の自粛といった影響が及んでいる。このような状況を打開するた め、業界団体のニーズなど現場の声を広く集め、実効性の高い経済対策を展開し、経済社会 の止まった⻭車を動かしていくことを目的に「新潟市経済社会再興本部」を立ち上げ、これ まで 10 分野 79 団体からお話しを伺ったうえで、施策の展開を図ってきた。
また GoTo キャンペーンにより、経済状況が立て直してきている面はありますが、最近 の全国的な感染拡大により観光・飲食を中心にキャンペーンを一時中断せざるを得ない地 域が出ている状況であり、憂慮している。今後、政府の方針とベクトルを合わせ、県と連携を図り、各方面のニーズを把握しながら、懸命に経済社会活動の⻭車を元に戻そうとしてい ただいている各業界の皆さま、市⺠の皆さまと力を合わせ、この難局を乗り越えていきた い。
【協力基金への寄附について】
新型コロナウイルス感染症対策協力基金への寄附状況について、9 月定例会以降、11 月15 日の時点で、個人及び法人の方から 5,300 万円余のご寄附をいただいており、9 月定例 会後の基金残高 1 億 2,800 万円と合算しますと 1 億 8,100 万円を超える見込みです。引き 続き周知に努め、広くご支援をお願いしていく。
【工事等事業の前倒しについて】
12 月定例会においては、市単独事業の工事等について、事業規模としては 47 億円余り、経済対策的な意味合いも含めて、前倒しをして予算計上したいと考えている。
【GIGA スクール構想のスピードアップについて】
また国の財源等を活用し、新型コロナウイルス感染症対策として、教育のデジタル化を進めるGIGA(ギガ)スクール構想の下、家庭学習のための通信機器や指導者用端末の追加 を進める。
【最後に】
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、マスク着用や手洗い、換気の徹底に加え、湿度管理などの基本的な取り組みを市⺠お一人おひとりに実践いただくことが重要。また、 これから本格的な冬を迎え、新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念とともに、風邪やイ ンフルエンザが流行する時期となる。いずれも発熱や咳といった初期症状が似ており、こう した症状がある場合には、無理をして学校や職場には行かずに、すぐにかかりつけ医などに 相談、受診していただくことが重要となる。そのことによって、自分自身の健康を守るだけ でなく、クラスターの発生を未然に防ぎ、周りの大切な人を守ることになる。 改めて議員の皆さまからも、市⺠の皆さまに対して、ご周知くださいますようご協力をお願 いする。