これもずっと昔。まだ大学生だった頃のお話。


怖い。。。というか不思議な話。




夏のある夜、家で友達とゲームとかしてましたが、飽きてしまったので


ダラダラっと夜のドライブに行くことに決まりました。


行き先は、井の頭公園。


ちょうどその頃、井の頭公園にまつわる怖い話を聞いたこともあって・・・



到着したのは、零時過ぎ。


でも、公園にはカップルをはじめ結構人がいました。


おどろおどろしい雰囲気が皆無です。


拍子抜けした我々は、聞いたばかりの怖い話の舞台である墓場裏を探してみました。


すると、近くのお寺の墓地裏の一本道がなんだか不気味なので、


誘われるようにどんどんと歩いてみました。



すると、道のど真ん中にハンドバックがさかさまになって落ちてるのを発見カバン


しかも、口が開いていたので持ち上げたら中身がバラける始末。


この置かれ方?落とし方?がちょっと不気味だったのですが、


好奇心に負けてハンドバックの中身を物色。


診察券などから50代の女性のものだと判明。


当然、お財布も入ってましたがこの辺はグレーにしたいと思いますべーっだ!



帰り道、友人は何やら悪いことしたなぁ、と落ち込んでましたが、


翌日にはちゃっかりサングラスを買っていて呆れてしまいました(笑)



その数日後、友人より暗い声で電話がありました。


いきなり、


「母親に財布を拾ったこと言った?」と聞かれました。


いやいやいや・・・当然、誰にも秘密にしていたことです。



詳しく聞いてみると、友人が家に帰宅すると母親から


「お財布拾ってあげたんだって」と唐突に言われたそうです。


面喰っていると、友人の留守中に中年女性から家に電話があって応対した母親に、


「息子さんにお財布を拾っていただいた者です。


お礼に伺いたいので、ご住所を教えてもらえませんか」と言ったそうです。


しかし、母親はそんな話を聞いていないので、勝手に住所を教えるのも不用心なので


「お礼をいただいたことだけ伝えます」と言って電話を切ったそうです。



それを聞いてちょっとビビってしまいましたね。


まぁ、偶然だとは思うのですが、あまりにもタイミングが良すぎて・・・



車はワタクシのだったので、友人の電話番号を調べる手立てもないし。


もし、母親が住所を知らせていたらそうなったんでしょうね~



いやぁ、悪いことって出来ないもんですね。


でも、ワタクシのところには何も来ませんでしたけどにひひ