道州制が、自民党の公約の重点7項目の1項目目に掲載された。
今までは、百近くの項目の中の一つに過ぎなかっただけに、大きな一歩だ。しかし皮肉なことに、我々が熱心に活動したために、重点項目に加えられたわけではない。大阪維新の会をはじめとする統治機構を変える流れを受けたものらしい。
それはどうであれ、進展があればよい。
これを受けて、自民党道州制推進本部の下に設置された道州制基本法小委員会が明日から始動する。
まずは基本法を定めるにあたって、自民党道州制推進本部が平成20年にまとめた第3次中間報告(自民党のホームページからダウンロード可)について、仕分けをし、基本法策定に向けた改訂版を策定する。
基本法が成立すれば、政府の下に道州制会議(仮称)が設置される。中間報告改訂版では、中間報告で両論併記とされた論点について判断を加えたり、逆に税財政など同会議で議論するのが適当と思われる部分については結論を保留する。
基本法策定に当たっては、論点を絞るため、決めないことを決めるのも重要だ。
これからは、公明党の道州制PTの皆さんとも情報交換をしながら、実現に向けて活動していく。
◆道州制に関する第3次中間報告
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1104/00006052/00264660.pdf