第44回・ISF(インターナショナルシューズ&レーザーグッズフェア)日本で唯一、“足と美と健康”の国際靴・雑貨見本市(エフワークス㈱さん主催)が4月11・12・13日、池袋サンシャインシティで開催されました。

出展企業は国内外あわせて150社にものぼり国内最大の靴の祭典です。

今回は、子供の足を特集するとのことで、私も12、13日と2日間ISFに行ってきました。

このような大きなイベントで、子供の足を特集する事態、今までにないことでとても画期的なことと感じました。

行ってみると先ずはブースの多さに圧倒されるのですが、ファッションショー、セミナー(マーケティング、子供の足、スポーツインソール)、ウォーキング講座等々、とにかく盛り沢山の内容です。

その中でも、12日のセミナーは今をときめく新潟福祉大学の阿部薫教授(ゴッドハンド)が登場。
相変わらずの人気で会場は満員御礼状態でした。私がシューフィッターになるうえで、大変お世話になった講師のお一人でカリスマ的存在の方です。靴業界では阿部信者はかなり多いと思いますが私もその信者の一人です。

また、13日のセミナーは、これまたお世話になった講師の方で巣鴨コンフォートアルプスの小林社長とFHA木村事務局長の登場。論理的で分かりやすくドイツの子供靴事情なども話されていました。

さらに実演講座では、シューマート穂高店の佐野生子店長、岡山・中山靴店の中山憲太郎社長(幼児子供シューフィッター第一号)、それぞれ幼児・子供シューフィッターである二人が子供靴の販売方法を実践的に話されていてとても参考になりました。

その他にも、デュ-ク更家の一番弟子・みのわあいさんのウォーキング講座、“からだ本来の機能を引き出すストレッチ”は目から鱗の内容でした。

44th ISF参加してみて、総じて言えるのは、親は自分の足にあてはめて子供靴を選んでいたりするが、子供の足は、大人の足とは別と考えなければいけない。

どのセミナー、実演講座、でもこの事が共通していたように思います。

そんなことで、あっと言う間の2日間でしたが、震災時、とても気にかけてくれたシューフィッターの同期生とも再会できたりして、個人的にもとても意味のある今回のISFでした。


2012年4月9日

奥州市内、多くの小学校では本日が入学式となっているようです。朝からピカピカの一年生が保護者に連れられて登校する姿は本当に微笑ましく思います。

それにしても、最近の子供達は本当にお洒落さんです。フォーマルスタイルもバッチリな子ばかりで、40年前に袖をカピカピにしていた自分とは大違いです。

現代は40年前に比べると、ファッションの情報も格段に増え子供フォーマルを取り扱うショップも様々、洋服の色やデザインも多種多様です。

子供靴を販売する当店としても、必然的に子供のフォーマルシューズを扱っていますが、調整具付のデザインが少ない上サイズも1cm刻みが殆どで、フォーマルシューズを6歳児の足にジャストフィットさせるのはかなり大変です。

仮にジャストフィットしたシューズでも成長著しい子供のこと、履けて半年くらいが一般的だと思います。

それでも、多くの保護者の方々が我が子の門出なのでと買われていきます。

しかし、少し工夫されている保護者の方もいて、黒無地のスポーツタイプシューズをフォーマルシューズに見立てて購入されていく方もいます。

なるほど、これならマジックの調整具も付いてジャストフィット、入学式後でも多いに活用できるから有効です。

因みに、男の子なら“アシックススクスクTUM127カラー(9090)”か“アシックススクスクTUM134カラー(90)”あたりがこれに該当します。

また、女の子のシューズも洋服に合わせて“アシックススクスクTUM150カラー(65V)”あたりなら十分使えそうな感じです。

ファッション的に厳密にはフォーマルとは言えないかもしれませんが、個人的には許容範囲として考えたいところです。

尚、他にも海外メーカーも含めるとまだまだ使えそうなシューズは沢山あるのではないかと思います。

少しだけ見方を変えてみるのも良いかもしれません。








2012年3月29日、本日の奥州市水沢区は暖かくなり久々春らしい天候となりました。昨日までは雪まじりで季節がずれているのか?と思ってしまうほど寒かったので少しほっとします。

一昨日、前回、ブログに書いた新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴くため、出張も早々に切り上げ長男の通う保育園に直行しました。

保育園で演奏会をしていただいたのは弦楽器5人のメンバーで、バイオリン(2人)、ビオラ(2人)、チェロ(1人)の方々でした。

プロとはいえ何せ園児相手の演奏です。子供がおとなしくしているか?不安でしたが、いざ演奏が始ると迫力ある音に圧倒されてか?子供達も真剣に聴き入っていました。

演奏会といっても車座みたいなもので、かなり接近して聞いていますからよりダイレクトに音が入ってきました。感動してか?少し身体が震えます。

しかし、流石に30分くらいすると子供達の緊張感がなくなりかけたのですが、メンバーの方々の軽妙なトークと、子供達の知っている曲で飽きないような配慮がされ、一時間余りの演奏会はあっという間に終了しました。

子供達にとって新日本フィルとの出会いは、本物と触れ合えたことで、とても良い財産になったのではないかと思います。



さて、本業の話題になりますが、第44回ISF(インターナショナルシューズ・レザーグッズフェア)が、4月11日、12日、13日に東京池袋で開催されます。

今回は、主催者がFHAとのコラボで“シューフィッティングと子供の足を特集”とのことで、知っている方々の公演もあり興味をひかるところです。時間をつくり弾丸でも行ってこようと考えています。

とにかく、“子供の足”についてこのようなフェアで特集が組まれることはかなり画期的なことで、業界内はもとより一般の方々にも正しい情報が伝わることを期待するところです。

何度もこのブログを通じて、“子供の足”が危険にさらされていることは発信しているつもりです。

今月も、足のトラブルをかかえたお子様からの訴え、親御様からの相談も受けましたし、こちらから指摘してトラブルかもしれないと気づかれた場合もあると思います。

トラブル予備軍も含めると、かなりのお子様の足が悲鳴を上げている計算になります。これは決して大げさな話ではありません。

子供の足は特にも大事な問題ですから、靴業界の最大の使命として取り組むべきことと考えています。