<前回より>

私の履歴書(20)45歳の使命

去る3月9日に無事に45歳の誕生日を迎えることができました。この1年間を振り返ると、その前の3年間の厄年が嘘だったかのように、事業は再び安定軌道に乗り、今後も自分が健康である限り、長期的に事業継続していく目途が立ちました。45歳にもなると、自分に出来ることと出来ないことが良く分かるようになり、自分が出来ることに集中さえしていれば、何事も良い方向に向かっていくということを実感しています。言葉で言うのは簡単ですが、今までの私は自分が出来ないことも無理して背伸びしていたために、しなくても良い苦労をしてきたようにも思います。自分が出来ないことは、専門家に相談するか、外部業者にアウトソースしてしまうことで、自分自身の本業に集中することができるようになりました。

今後の目標は、やはり健康第一で、少なくとも70歳までは現役でいられるように体調管理に気を付けたいと思います。人生のパートナー探しはなかなか思うようにはいきませんが、幸い沢山の良い友人関係に恵まれているので、これからも様々な会合に参加もしくは自分で企画して、また新たな友人関係を構築していくとともに、昔からの友人関係も大切にしていきたいと思います。

さて、タイトルの45歳の使命ですが、人生100年時代ということになりますと、ちょうど世代別人口が一番多い私達の団塊ジュニア世代が中堅世代ということになるかと思います。世代別人口が一番多いにもかかわらず、就職氷河期に見舞われ、仕事では非常に苦労した世代でもありますが、同級生にもガッツのある人達が多いように思います。これからは上の世代も下の世代も気遣いながら、長期的に持続可能な社会を作っていかなければいけない使命があると思います。現在の国民年金制度は、少子高齢化の影響で受け取り開始年齢が将来的に70歳以上に引き上げられ、マクロ経済スライドの強化によって年金支給額の大幅な減額が避けられない情勢となるでしょう。世代別人口が一番多い私達の団塊ジュニア世代が70歳を過ぎても生き生きと働いていける社会にしていくことが、長期的に持続可能な社会を作っていくための唯一の解決策とも言えます。

私自身はこれからも香港を拠点に仕事を続けていくつもりですが、香港では男女平等はもちろんのこと、様々な国籍の人達が協力して働くダイバーシティ社会となっています。香港には日本のように手厚い国民年金や健康保険制度はありませんが、法人税や所得税などの税率が低いこともあり、実力勝負で頑張って働く人達が報われやすい社会構造になっています。日本も香港と同じようにした方が良いとは言いませんが、様々な価値観に対して寛容な点は見習った方が良いと思います。今後も香港、中国、日本を行き来しながら、各地の最新ニュースとともに、様々な価値観に対する情報発信を続けていくこと、これを私の今後の社会人生活の使命にしていきたいと考えております。

<次回へ続く>

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